跳舞猫日録

Life goes on brah!

miscellaneous

最上山公園

踊る猫の100冊(3/3)

66. 古田徹也『いつもの言葉を哲学する』 古田徹也のウィトゲンシュタインをめぐる考察ももちろん面白い。だが、この本はぼくたちが日頃から使っている言葉を手がかりに実に軽やかに「哲学」に案内してくれる。そう、「哲学」とは本来こうしたカジュアルでと…

踊る猫の100冊(2/3)

31. 内田百閒『冥途・旅順入城式』 大学生の頃この文庫本を買い求め、そして読み耽ったことを思い出せる。実に旨味のある日本語で書かれた、とぼけた中に鮮烈な怖さを見せつける怪異譚の数々。こうしたものを書きたくて無理をして猿真似的な作品を習作として…

踊る猫の100冊(1/3)

futbolman.hatenablog.comこちらの企画に便乗させていただく形で、ぼく自身が現時点で選ぶ100冊を挙げてみた。ご覧になればおわかりいただけるように、このリストには重要な作家というか「マスト」な作家がほとんど居ない。ドストエフスキーが辛うじて入るく…

ぼくは英語学習で、中年の危機を乗り越えようと思う

fujipon.hatenablog.comblog.hatenablog.comぼくの朝はいつもスマホをチェックするところから始まる。スマートフォンに入っているWhatsAppというアプリをチェックして、海外の友だちからメッセージが入っていないかどうか調べる。チャットグループで誰か面白…

ぼくなりの「書くことのはじまりにむかって」

BGM: Oasis "Whatever"fujipon.hatenablog.comこのエントリを読んで、思い出したことがある。ぼくは昔、毎日酒に溺れる生活を送っていた。きっかけは大学生の頃、就職活動がうまくいかなかった時に(当時はぼく自身が自閉症だということを知らなかったのだ)…

Life is a showtime.

LIFEアーティスト:小沢健二ユニバーサル ミュージック (e)Amazonここ最近ぼくは、小沢健二のアルバムを聴き返している。とはいうもののぼくもすでに今年で47になるので、感受性が硬直したせいか若い頃に聴いた『犬は吠えるがキャラバンは進む』や『LIFE』が…

英語なんかこわくない 6

今日、ぼくは英会話教室に行った。この英会話教室は市の国際交流協会が主催しているものだ。先生は2人おられるが、どちらもアメリカ出身で今市の中学校で英語を教えておられる方々。彼女たちは教壇に立つ経験を積んでいるベテランの教師たちなので、ぼくたち…

英語なんかこわくない 5

ネイティブレベルに英語を話せる価値はあるのか?||noteぼくはこの記事を興味深く読んだ。というのは、ぼくは「ネイティブレベルに英語を話すこと」を目指したことがないからだ。これはぼくのユニークなところかもしれない。ぼくが子どもの頃はむしろ英語…

英語なんかこわくない 4

今日、ぼくはclubhouseで出会ったとある女性に薦めてもらった『グッド・ドクター 名医の条件』の第一話を観た。このドラマは韓国版と日本版、アメリカ版があると聞いたのだけれどぼくが観たのはアメリカ版で、第一話を観ただけで少し泣いた。このドラマは自…

英語なんかこわくない 3

ぼくは昔、母親に「お前はどうしてそんなに自信がないのかなあ」と言われたことがある。この言葉は今でもぼくの胸に突き刺さっている。自信、ということで言えばぼくは自分の考えや言葉に自信を持ったことはない。今ですら、ぼくは自分に自信があるとは思っ…

Who's afraid of English? 2

I have kept on writing my diary in English and Japanese every day. This diary has been kept for over 300 days. People sometimes say that I must be fluent in speaking English because I can keep on doing that. No way. Native readers always c…

Who's afraid of English?

I have a handicap which is called autism. This means that I have difficulty with communication or social living because of the character of my brain and therefore I can't do small talk or read the lines. Now is the age that autistic people…

英語なんかこわくない 2

ぼくは発達障害という障害を抱えている。これはどういうことかというと、脳の特性ゆえに雑談ができなかったり空気が読めなかったりするという、コミュニケーションや社会生活に障害を抱えているというものだ。今では子どもの頃からそうした発達障害を見定め…

英語なんかこわくない

ぼくは毎日、日本語と英語で日記を書き続けている。この日記は300日を超えた。こんなふうに英語と日本語で日記を書いていると、時折英語がペラペラではないかと言われることがある。そんなことはない。ネイティブの読者からはいつも綿密に添削されてしまう始…

A strange mail from another star

友よぼくがこの銀河系に存在する惑星・地球にたどり着いてずいぶん経つ。ぼくが住んでいるのはこの星でもかなり東に存在する日本という地域だが、ここはなかなか居心地のいいところだ。何よりも人物が銃というナンセンスな武器を持ち歩いていないせいで外を…

伝えよう、感電するほどの喜びを!

去年の5月から、私は日記を書くことにした。しかもただの日記ではない。最初は日本語で前日のことを綴った日記を書き、それを英語に訳するという作業を行っているのだ。今のところ今日まで途切れたことはない。私は何事も三日坊主で終わることが多い、極めて…

外は外、中は中――裕木奈江の発言とその反応に思う

fujipon.hatenablog.com裕木奈江のTwitterでの発言が炎上している。彼女が言うには、「自由な娯楽を嗜むには一定以上の知性が必要で、そうでない人には自制が難しく作品に影響され自分勝手で感情的な行動をとりやすくなってしまう」なのだそうだ。この発言の…

人生に飽きる? それって頭でっかちな生き方だと思う

どうせ俺らは早く死ぬ - phaの日記 生きに生きて40歳、俺らは結構長く生きた - シロクマの屑籠 『自由』が『虚無』と化した先の人生の生きがいについて(あるいは個人主義と共同体主義の狭間で) - 自意識高い系男子 自分の人生に飽きたくない - インターネ…

Crushed Youth

Dear Marco Stanley FoggNowadays I'm interested in a piece of news. It happened in Japan. At the front of Tokyo University, a 17 years old person attacked three people. Various media tell us a lot of information. For example, he was said as…

ペシャンコな青春時代

親愛なるマーコ・スタンリー・フォッグ様最近、気になっているニュースがあります。日本で起きた事件です。東大前で、17歳の青年が3人を刺傷したという内容です。彼のことがいろいろなメディアで報じられています。曰く、彼は神童と呼ばれていたとか東大を目…

等身大の自分

2022/01/15親愛なるマーコ・スタンリー・フォッグ様マーコ、あなたは今でも本を読みますか? こんな時代ですが、ぼくは実は電子書籍というものを読みません。ただ単に目が疲れるからというだけの理由なのですが、紙の本の手触りが好きだからというのも理由か…

Adolescence

2022/01/12Dear Marco Stanley FoggToday I went to a library and borrowed two books. The one is Agnès Poirier's book "Left Bank" and the other is "Becket Remembering / Remembering Beckett". The former is one about writers' and artists' youth…

青春

2022/01/12親愛なるマーコ・スタンリー・フォッグ様今日、ぼくは図書館に行きました。そして2冊の本を借りました。ひとつはアニエス・ポワリエ『パリ左岸』、もうひとつは『サミュエル・ベケット証言録』です。片方は第二次世界大戦の頃にパリに集った作家や…

The First Letter

2022/01/10Dear Marco Stanley FoggHello. How are you doing? How the corona disaster in New York is going on? In Japan, we are worrying about the sixth wave. The meetings I will attend should be the online ones on ZOOM. Marco, this year I wi…

第一信

2022/01/10親愛なるマーコ・スタンリー・フォッグ様こんにちは。そちらの様子はどうですか。ニューヨークのコロナ禍はその後落ち着いたでしょうか。日本では第6波が懸念されています。ぼくが参加するミーティングも軒並みZOOMを使ったオンラインで行うことに…

はてなブロガーに10の質問

はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」 ブログ名もしくはハンドルネームの由来は? 「Back To Life」というタイトルはSoul II Soulというイギリスのソウル・ミュージック・グループの曲から採った。たまたまこのブログを作ろうと思ってい…

Both Sides, Now 2

Kurt Cobain passed away when I was 19 years old.When Nirvana had got extreme popularity, I didn't have an interest in them. I don't know why. Their name might be too big for me. I had not listened to their songs a lot, but I thought that t…

Both Sides, Now 1

One of my favorite musicians Joni Mitchell has a song "Both Sides, Now". I learned about this song by the cover version by b-flower, my favorite Japanese rock band. This song is about a person who tries to tell about the clouds and also he…

It Ain't Over Till It's Over 1

When will be the day I'll die? Sometimes I think about this. It might be today... I imagine the death. What are the things I regret... Am I strange? Or I should say I am crazy? Probably. But Wittgenstein, a philosopher I respect, says in h…