跳舞猫日録

Life goes on brah!

Entries from 2023-04-12 to 1 day

踊る猫の100冊(3/3)

66. 古田徹也『いつもの言葉を哲学する』 古田徹也のウィトゲンシュタインをめぐる考察ももちろん面白い。だが、この本はぼくたちが日頃から使っている言葉を手がかりに実に軽やかに「哲学」に案内してくれる。そう、「哲学」とは本来こうしたカジュアルでと…

踊る猫の100冊(2/3)

31. 内田百閒『冥途・旅順入城式』 大学生の頃この文庫本を買い求め、そして読み耽ったことを思い出せる。実に旨味のある日本語で書かれた、とぼけた中に鮮烈な怖さを見せつける怪異譚の数々。こうしたものを書きたくて無理をして猿真似的な作品を習作として…

踊る猫の100冊(1/3)

futbolman.hatenablog.comこちらの企画に便乗させていただく形で、ぼく自身が現時点で選ぶ100冊を挙げてみた。ご覧になればおわかりいただけるように、このリストには重要な作家というか「マスト」な作家がほとんど居ない。ドストエフスキーが辛うじて入るく…

2023/04/11 English

BGM: 真心ブラザーズ - 空にまいあがれToday I saw a good aged couple were walking at AEON. It reminded me of a word "gray hair together". Although I always write this, in 20s and 30s I lost any hope in my life completely so I strictly believ…

2023/04/11 BGM: 真心ブラザーズ - 空にまいあがれ

今日イオンで、品のいい老夫婦の姿を見かけた。「共白髪」という言葉を思い浮かべる。いつも書いていることだけれど、20代・30代の頃私はとことん人生に絶望していたので「自分は40歳で死ねばいいんだ」と思い込んでしまっていた。太く短くパーッと派手に生…