跳舞猫日録

Life goes on brah!

2022/10/17

今日は遅番だった。どうも悪寒を感じる。風邪のような……鬱は心の風邪というがその通りなのかもしれないなと思った。体温は平常だったので身体に問題はないのだけど、心が調子が悪いと身体に出ることもあるのかもしれない。心と身体はそのようにして結びついている。朝の音楽としてモーマス『ドント・ストップ・ザ・ナイト』を選ぶ。こんなひねくれた音楽ばかり選んでしまうのが自閉症者の悲しい性。高校生の頃のことを思い出す。あの頃もこんな風に誰も聞かない音楽ばかり聞いていて、ぜんぜんクラスメイトと話が噛み合わなかった。

今は自分の力ではどうにもならない時なのかもしれない。中島義道の自伝を読んだ時のことを思い出す。中島義道に倣って、このどん底の理不尽を味わうことに努めようと……そうしていると、ふと浮かび上がれる時が来るのだ。その時に高くジャンプすればいい。ああ、考えてみれば過去の自分の人生もそうだった。自殺未遂をして、酒に溺れて……その時も車谷長吉を読みながらひたすら飛び立てる時が来るのを待ったっけ。不思議なものだ。人生は私の小賢しい知恵を超えた何かをいつも用意してくれている。それを信じればいいのだ。

ここで倒れたら、ということをふと考えた。ここでくたばってしまったら……そしたら何のためにここまで頑張ってきたのかわからない。まだまだやりたいこと、やるべきことはある。ふれあい祭りのこともあるしジョブコーチのこともある。これもまた不思議なものだ。大層なことなんて考えず、ただ眼前の仕事だけをコツコツこなしてきた。それがこんな風に大きな仕事となって結びつこうとしている。なら、それもまたビッグウェーブとして乗りこなすだけだ。こんなところでつまずいてはいられない。こなしていきたいと思う。

そんなこんなで、今日はドナルド・フェイゲンを聴きながら休憩時間を過ごした。ジョブコーチ、ふれあい祭り……「そのあとは?」ということをふと考える。いったい自分の人生は最終的にどこに向かっているのか。わからない。哲学の勉強をしたいと思っていたこともあったけれど……何なんだろうこの人生。ずいぶんデタラメに生きてきた。ネットでふと見たタモリの言葉を思い出す。タモリは「ストレスは溜まり続けるものなのだから、とにかく忘れて前に進み続けるしかない」と言っているそうだ。私も前に進み続けるしかない。