単純な生活

Life goes on brah!

20251224

今朝は6時ぐらいに目覚めて、その後とくに悪さをするでもなく7時までスマートフォンをいじったりして待つ。その後はいつもどおりシャワーを浴びて洗濯機を回す。そして7時50分から英会話のZOOMミーティングに顔を出し、ほかの方々と英語でやり取りを楽しむ。今日の話題は英語学習におけるシャドーイングの効用についてで、クリスマス・イブの予定などをおたがい訊き合ったりあるいは愛用しているインターネットのツールなどを紹介し合ったりしつつ、英語学習のコツを学ぶ。ある方がMicrosoftが提供するCopilotを紹介されていて、無料プランもあるというそれを使いこなせば英語の能力が飛躍的に伸びると力説されていた。これはためしてみたいと思った。

その後、朝食を摂りそして遅番の日の常としてグループホームの本家に向かう。今日は副管理者の方が出勤されていたので腰痛(というか神経痛)のことを話す。ある女友だちが教えてくれたこととして、腰は「身体(月・にくづき)」の「要」を成すということで「腰」と書くというくらいだいじな部位だそうだ、ということも。すると副管理者の方が総合病院の予定を調べてくださり、ぼくが休みの日の明日整形外科が開いているということを教わる。それで、善は急げということで明日医師に診てもらう腹づもりを決めた。

その後、グループホームの食堂を借りてそこでシカゴ・ハウスなどを聴きながら吉本ばなな『キッチン』英語版の読書をおこなう。以前に吉本ばななの作品について、誰がどの本でどのような文脈においてそう言ったのかすっかり忘れてしまったのだけれど(だからぼくの記憶違いの可能性も多大にある)「日本語で書かれる必然性がないがゆえに世界的な作品たりえている」というようなことを言っていたのを記憶している。ぼくはそれはどうかなと思うけれど、たしかに吉本ばなな独自の余白に味わいを醸し出す文体が英語に置き換わるとここまで理知的に響くものかという驚きはある。それは日本語と英語の性格の相違としても読むべきなのか、浅知恵なりにあれこれ考える。

その後時間になったので本家を出て、いったん図書館に行き本を見繕う。その後、イオンに向かいそこでこんどはトム・ウェイツを聴きつつ考えていることを英語でメモパッドに書きつけていく。ぼくはこの英語メモを文字どおり毎日続けている。とはいってもそれはぼくが根気強いからではまったくもってなくて、ただぼくのやり方としてスマートフォンにメモをタップして打ち込んでいくよりもこうしてフリクションペンを動かして紙に書きつけていくほうがハマっているのだと思う。ここさいきん20歳頃のことを思い出すことが多くなったので、そのことについてもあれこれ自分なりに思いをめぐらす。

思えば20歳頃、英語がペラペラだったらカッコいいだろうなと思ってぼくなりにがんばったことを思い出した。英会話学校に行ってみたり英語のペーパーバックを読もうとしたり、というように。でも、あの頃ぼくは自分にからっきし自信・自尊心というものを持っていなかったのでいざ英語を話す場に至るとそこでおくびょうになってしまい、けっきょく置物になってしまっていたっけ。いまはさすがに英語をやり直して10年経つからか、すこしは図太くなったかなあと思っている。自分の中に芯となる自尊感情(「自分は自分でいいんだ」「自分は自分であるしかない」という気持ち)があればそれが自分をささえてくれて、いい言葉を話せるようになるとぼくは信じている。

1時から仕事に入り、そして5時にいつもどおり休憩時間をもらう。そして会社の休憩室に行き、そこで図書館でさっき借りた泉谷閑示『「普通がいい」という病』を読みふける。過去、思えばぼく自身もどうしても「普通」になりたいと考えて、でもそんな絵に描いたような「普通」なんてありえないわけだから(たとえばぼくが参加させてもらっている英会話のZOOMミーティングのメンバーたちは皆いい意味で尖っていて、そして個性的でおもしろい。「普通」の人なんてどこにもいない)、なんだかむなしい努力をかさねたものだとあらためて思う。「『普通』になりなさい」「『普通』がいちばん」と言われてそれでなんとか自分を否定して型にはまろうとして、結果としてストレスばかりがのしかかる日々を過ごしたものだ。そんなことを思い出した。

まだ最初の1章くらいしか読めていないので詳述はできないが、泉谷の態度はたぶんぼくなりに考えるに「病理をむりやり矯正・快復させる」たぐいのものではなく「病理に折り合いをつけて、健全に病む」というたぐいのものではないかと思った。ただ、そうした態度をおだやかに・やわらかく提示しているところが信頼に足るとも思う。異常こそ天才性のあかし、みたいな極論を話したがる人が多い世の中、こうした柔軟さはけっこうレアではないかなと。Twitterで知った著者なのだけれど、これは掘り出し物の1冊かもしれない。

そんなこんなでクリスマス・イブの夜は更けていく。思えば今年もなんだか終わってみれば英語に明け、英語に暮れた1年のような気もしてきた。来年の抱負については前に書いたことがあったと思うけれど、でもそれでもあらためて書き残すなら「英会話のZOOMミーティングに出られるだけ出る」「英語メモをつとめて毎日書き続ける」ということに落ち着くのだと思う。どちらもすぐにこなせそうな目標だけど、これを長続きさせるとなるとむずかしい。大目標を立てても早々に挫折するのが目に見えているので、まずはこうしたことからコツコツとやっていきたいなあと考えているのだった。

なにはともあれ、ハッピーホリデーズ!