跳舞猫日録

Life goes on brah!

2024/06/06 BGM: Paul Weller - Has My Fire Really Gone Out?

今日は早番だった。今朝、深刻な鬱・混乱にとらわれて身動きが取れなくなる。だから仕事を始めようにもなんらやる気(モチベーション)が沸かず、それどころかそもそもこれ以上生きる気力すら見い出せず往生してしまい大変だった。こうしたことは読者である皆さんにとっても「トリガー」を引くというか、皆さんの中にあるトラウマを刺激することとなるのでみだりに書くべきではないだろう。ぼくもいま、こうして書き書きいったいどんな言葉を以て今朝感じたあの感情を当たり障りない言葉・適切な言葉で表現できるか探っているところだ。あの混沌とした鬱な感情を伝播・伝染させてしまい皆さんに心配をおかけしないように……でも、今朝たしかにぼくは感じたのだ。この仕事から逃げたい……あるいはもっと言えばこの人生そのものから逃げたい、と。永遠に。

そんな感じでほんとうに深刻なほど混乱してぐちゃぐちゃになった精神状態を引きずったままなんとか職場に行き、そこで仕事を始める前にジョブコーチにLINEでメッセージをお送りする。すぐに返事を返してくださったので、その返信を読みたしかな信頼や慰安を感じたのだった。ああ……30代の頃のことを思い出す。それこそ文字どおりなにもかもから逃げ出したくなって、文字どおり死の淵まで至るできごとを経験する羽目となった。あの頃、医師は生きるように、酒は控えるようにと言ったが生きていてもなんの希望もなく、だったら生きていても生き地獄をシラフで体験するしかないのだからどのみち苦行でしかない。つまりは孤島に棲む孤児のような精神状態を生きることとなった(実際は両親と同居していたのだけど)。その後、グループホームでの暮らしを始めてその家を出て……いまやぼくはジョブコーチやグループホームのスタッフ(管理者や世話人さん)、友だち、もちろん両親を信じられる。ありがたいことだ。

夜になり、毎週木曜恒例のZoomのミーティングに赴く。今回は雑談がメインだった。主に、ぼくがひょんなことから話した「『パパ活』とはなにか(英語にそんな言葉・概念がありうるのか)」という話題で花が咲いた。ぼくもよく知らなかったのだけど、これは若い女性が成熟した・オトナの男性と交際を楽しむ活動を言うらしい(お金をもらったりするとかなんとか。いずれにせよぼくとは無縁どころか別世界の話であって、まったくもって世の中は実にミステリアスだ)。英語でどう表現したら相手に伝わるだろうか、と考えて……そうした概念が海外にもあるのか。同じ意味の言葉があるのか。プロの通訳の方が「sugar dating」という言葉がありますよと教えてくださって、実に唸らされた。

ミーティングが終わり、すでに今朝のこともあってぐったり疲れ果ててしまったのでもう限界でそれ以上のことはできずじまい。こう書いていて、実にぼくの日々があっという間に終わってしまうことに驚く。日々がすぐに過ぎ去ってしまい、1日が実に短くなってしまったことを思う。なんだかんだで来月は49歳の誕生日を迎える。ああ、なんでこんな人生を生きるんだろう。生きていても到達できる次元(ステージ)はたかが知れていて、逆立ちしたってカフカジョイスナボコフにかなうわけがない。いつも書いているとおり、ぼくはただの「凡夫」でしかないのだった。強いて言えば少しばかり(?)エッチな心を持っていて……これも「トリガー」になりそうなので控えようか。そんなこんなでベス・ギボンズの新作を聴いて夜を過ごし、心を彼女の歌声とグルーブに委ねて我を忘れて過ごした。なんだか晩年を生きているような気分になってきた。もっと横尾忠則のようなエネルギッシュな人生を生きたいとも思ってしまう。