跳舞猫日録

Life goes on brah!

2024/05/23 BGM: Eels - Climbing To The Moon

いったい何が起きたのか、それをつぶさに書くわけにはいかないのでどうしたってあいまいな書きぶりになるのだけど……今朝、いま思うとバカげた考えというか妄想が沸き起こり、それでずいぶん混乱して取り乱してしまった。職場でほとんどキレそうになりながらその混乱と向き合う。LINEでこの混乱した感情をそのまま友だちにぶつけてしまったので、彼らもさぞかし困惑しただろう音思う。こんな緊急事態に、ぼくはどう対処したらよかったのだろうか。

ぼくの精神はつねにせっかちに、耐えず働き続けていると感じられる。だからもしそんな精神がなにかを悪いように考え始めてしまったら、その考えはどんどん悪く悪く進行していくことになる。そしてついに、疲れ果ててそれ以上考えることをあきらめざるをえない。こんな終わりなき悪循環のネガティブ思考でいつもぼくは疲れ果ててしまう。ぼくは強くもなければ成熟した大人ではないことをあらためて認めざるをえない。発達障害のシッチャカメッチャカな心の持ち主、そして弱っちい実存に生きる人間だ。

でも……いつしかぼくはそんな弱さを人に晒すことに決め、肚をくくってしまった。どう弱い人間であるのか、これまでの人生を書きいまを書く。あるいはこの人生がどうこんな「多動」の、「繊細すぎる」(だが、同時におそろしく鈍感な)脳ゆえにファニーでありうるのか。いつもながら過去のことをここで書くのだけれど、ぼくは惨めだった大学生のころを振り返ってしまう。友だちと当時ぼくは、同人誌を作るサークルを立ち上げた。だけど、そのグループを彼らとうまくやっていくことができなかった。どう他人と協力して問題を解決すべきかわからず「ワンマン」に、独りでなんでもかんでも解決させようと先走ってしまったのだった。ああ、当時のぼくはほんとうに(あえてこんな言い方をするが)「ちっちゃい」「めんどくさい」人間だった。サークルを束ねられる「タマ」ではなかった。

実におかしなことに……ぼくがどう自分自身が弱っちい「ヘナチョコ」な人間なのか晒すと、人はぼくに惹かれてくるようだ。わからない。なんでそんなことになるんだろうか。もちろん、そんな優しさ・信頼をこの上なくありがたいと思う。まあ、人生とはそんなものなんだろう。

夜になり、落ち着いて……毎週木曜恒例のZoomでのミーティングに参加する。ホストの女性が、彼女の目の手術の話を聞かせてくださった。面白い内容で、ぼくもこの眼を酷使してしまっているので(本を読んだりスマートフォンを見てしまったりするので)眼のことや健康それ自体をケアすることは大事とあらためて思った。その後、今朝のこともあり心を癒やす必要があると思って、これまでの人生でもっとも聴き返したアルバムの1枚でありうるイールズというグループ(Eという男のソロプロジェクトらしい)の『エレクトロ・ショック・ブルース』を聴く。このイールズもそんな彼の人生における葛藤・苦悶を率直に歌に託していて、その赤裸々さがぼくを惹きつける(ピント外れなことを言うが、トム・ウェイツにも匹敵するぬくもりを感じる)。そんなことを思い出す。