跳舞猫日録

Life goes on brah!

2023/07/27 BGM: Massive Attack feat. Sinéad O'Connor - What Your Soul Sings

今日は休みだった。朝、ZOOMを立ち上げて英会話関連のミーティングに参加する。今回はぼくたちは「be capable of(◯◯ができる、◯◯の能力がある)」というフレーズを使って文を作った。各自「私は将棋を教えることができる」「私はおへそをひっくり返すことができる」「私は未来を見ることができる」といった例文を作り披露する。そこから話が多岐にわたって広がり、実に面白い回となった。そしてぼくの番になり、どうしたものかと思ったのだけれど「I am capable of writing my poetry(ぼくは詩を書く能力がある)」という文を作って披露した。するとすぐにそこから話題が広がって、ぼくの詩を読んで下さっている方の感想を聞かせてもらうことができた。参加者の方から詩集を出すことを薦められる。まずは電子書籍はどうか、という話になる。そこから実際に、そうした書籍を出された方の話を聞かせてもらって……100円くらいで自分の詩集をAmazonKindleとして売るのもいいのかもしれないと思った。もちろんそうするためには肝腎のコンテンツとしての詩が充実していないと話にならないので、これから地道に書いていくしかない。実に今回のミーティングは「夢について」語ることができた有意義な会となり、そうした機会をあらためてありがたいと思った。

昼、お弁当を食べた後2時から両親と会う。そしてそこからジョブコーチの方やグループホームの施設長、相談支援事業所の方と落ち合いミーティングを開始する。このミーティングではぼくの両親の懸念事項である「ぼくの将来はどうなるのか」「ぼくは将来どうしたいのか」を取り除くことが目的だった。ジョブコーチの方が実に豊富な資料を用意して持参してこられて、それを元に両親に説明する。ぼく自身の仕事ぶりについて会社(上層部や直属の上司など)がどう評価しているか、そしてジョブコーチの方がぼくの仕事をどう評価しておられるか……率直な意見が聞けたことをあらためて嬉しく思う。ぼくも自分自身のこれからの人生をどうしたいのかを話す。正規雇用として働くには「部下育成」や「長時間労働」から生まれうるプレッシャーもあるだろう。だから気ままに働きたい自分には到底務まらないと思う(これはジョブコーチの方も同意見だった)。それより非正規雇用としてであれ今の生活を続けて、その傍ら市の国際交流協会の活動などを通して市の外国人の方をサポートする活動ができれば……という夢を語った。それはどういう仕事に該当するのかわからない。通訳になるのか……いずれにせよ、「橋」になりたい、そして市の人と外国人の方をつなぎたいと思っているのだというようなことを話した。

ミーティングの間、その会場となったカフェでぼくはアイスティーを飲みながら「この場所だった」と思った。「まさにこの場所から、ぼくの発達障害者として送っている『今の生活』の何もかもが始まったのだ」と。40歳(だったと思う)のあの日だった。「発達障害について話し合うミーティングをするので、カフェに遊びに来ませんか」と言われてまったくの手ぶらでカフェに行って……そして今のジョブコーチの方との運命的な出会いを経たのだった。そこから発達障害を考える自助グループを共に立ち上げたり、ぼく自身がシェアハウスに住まわせてもらう話がまとまったりして……その後今お世話になっているグループホームとのつながりもできた。酒に溺れていた頃は実家で呑んだくれて両親を悲しませてばかりだったけれど、今ぼくはぼくなりの「自分の夢」を見つけることもできた。さっきも書いた「橋」になるということ、そしてそれに加えて自分の詩集を自費出版で出すということだ。この日記について両親も関心を示したみたいだったので、日記と詩のブログのリンクを両親に送った。あらためて、自分の書くものが多くの人に受け容れられ、支えられていると思う。もちろん、それを重畳なことであり光栄なことだと思った。

夜、またZOOMを立ち上げる。今度は「市民科学(citizen science)」について、ある方のプレゼンテーションを聞かせてもらった。その方は天体観測を楽しまれているのだけれど、彼自身がそうして「在野」で行っている観測のデータが役立って『ネイチャー』誌に採用されるまでになったという話が紹介される。そこから、オードリー・タンのようなハッカー気質のインターネットユーザーが積極的にソースなどの開発物をシェアしたりして共同研究(一種の「コラボレーション」だ)を続けているという話などに至る。ぼく自身、そうして「在野」でアマチュアとしてのスピリットを保ちつつ自身の仕事を続けた人たちのことを思い出した。この会もまた有意義なものだった……ところでふと、ある方が「それはそうと、(ぼくを指して)ずいぶん痩せておられるようですが……夏やせですか?」とぼくに話しかけてこられた。心配されたようでその心遣い、優しさに深く感謝を抱く。実を言うと去年70キロ台だった体重が今年の健診では63キロにまで落ちていた……ただ、これに関しては「悪い病気ではない」と教わっている。特にこれと言って勤勉に運動した覚えもないので、仕事で日々1万歩くらい歩いて身体を使っているその影響だろうか。