跳舞猫日録

Life goes on brah!

2021/12/10

BGM: 井上陽水 "最後のニュース"

朝、鬱状態に陥る。自分の仕事も、自分が生きていることも、所詮は無意味なことにすぎないと思ったのだった。そして、実際に意味はないのかもしれない。私が生きていることも、私が為すことも……だが、私はそれでも職場に行けば仕事をするだろう。お腹が空いたらご飯を食べるし、眠くなれば眠る。そして、美味しいものを食べたら気持ちが上向くし、よく眠ればスッキリした気持ちで次の日を迎えることができる。そうして身体が「リアクション」を起こす。私はその身体に導かれるままに生きているのかもしれない。

マイケル・コーバリス『意識と無意識のあいだ』を読む。非常にわかりやすく記された本で、読み応えもある。なぜ私はひとつのことに集中できず他のことを考えてしまうのか? なぜ私の考えは今読んでいる本から外れて別の方向に向いてしまうのか? 夢とは、幻覚とはなんなのか? 創造性とは? そんなことを考えさせてくれる本だ。発達障害者が心を読み取れないという現象についても説明されており、かなり本の照らす範囲は広い。記憶は嘘をつくこともある、という指摘もある。私の記憶はどこまで信頼できるものなのか考えさせられる。

そして、職場に入り仕事をした。いつも仕事に入る前は緊張する。仕事なんてできるわけない、と思う。のだけれど、現場に入ってしまうと違う自分が自ずと立ち上がるようで、今日も仕事をすることができた。いつも考えてしまうのだけれど、自分はなぜ今の仕事ができるのだろう? お馴染みの質問だ。なぜ? いや、20年以上もやっているのだからできて当たり前なのかもしれない。しかし、いつも仕事前は自分を疑ってしまう。そして、疑うにも関わらず仕事を始めれば仕事ができてしまうのだ。この不思議は考えるに値する。あまり考えすぎると身動きが取れなくなるかもしれないが。

英語で小説を書くことについて考えている。なかなか時間が取れず、またアイデアも湧かないので結局書けずじまいなのだった。私の英語を褒めて下さる方からメッセージをいただくこともあり、私はもちろん自分の英語を客観的に判断することなどできないが、その褒め言葉をありがたく思う。DiscordやFacebookで日記を読んで下さった方から暖かいコメントをいただいたりして、それも随分励みになっている。ひとつひとつのコメントには返事ができていないので申し訳ないが、それでも励まされていることはこの機会なのではっきり書いておきたいと思った。いつもありがとうございます。