跳舞猫日録

Life goes on brah!

2021/09/28

朝、clubhouseで英語でトークをした後映画を観る。ホン・サンスという韓国の監督の『夜の浜辺でひとり』という映画。この監督は世評が高いのだけれど、私はなぜか今まで観るのをためらっていた。観てみて、「ひとりよがり」な印象を感じた。よく言えばそれだけ自分が伝えたいものを大事にしているということなのだと思うのだけれど、評価としては「不親切」と思わざるをえない。だが、その「ひとりよがり」な苦悩をチャーミングな女優の魅力を通して伝えようとしているところは気になった。もっとこの監督の映画を観てみる必要があるようだ。

昼、やはりclubhouseで話をする。今度は日本語だった。色んな人が世の中に居て、色んな働き方をしているということを再確認する。仕事をあくまで「自分のやりたいことをする」ための材料にしている人の考え方が参考になった。私も映画を観たり本を読んだりすることが自分の人生で大事だと思うので、そのプライオリティを間違えてはいけないのかな、と思ったのだ。またしても色んな出会いがあるルームだった。こうして人脈を広げられるのもまた「有難い」ことだと思う。明日も仕事に行く気力を得ることができた。

夕方、大岡昇平『成城だより』を読む。そして夜、またclubhouseで話をする。一日がclubhouseで終わってしまっている。映画を観なければとも思うが、今はそういう時期なのかもしれない。特別な人を除いて私が敬語でしか話せないことを明かし、関西弁(私の場合は播州弁)で話してはどうだという話になった。試す価値はあるかもしれない。英語で話している時だと気軽に「How are you doing?」と話しかけられるのに、日本語だとつい構えてしまうのが悩みのタネでもあるのだった。日本語の特性なので変えようがないので……。

clubhouseだけで一日が終わってしまっているのは如何ともし難いので、ならいっそのことそこでどう楽しい時間を過ごせるか考えたい。もっと英語で話せるように話題のメモを作るとか……発達障害の話ばかりしていても人が離れていくだけだと思うので、もっと面白おかしい話もしたい。ただ、本を読んで映画を観ている身なのでマニアックな話にしかならないのが辛いところではある。取り敢えず名言の話で盛り上がれればと思ってロバート・ハリスの『アフォリズム』を読み返してみるかと思い始めた。こうして一日が終わる。