跳舞猫日録

Life goes on brah!

2024/07/04 BGM: James Brown - Tighten Up

今日は休みだった。今朝、特にやることなんてなにもなかったのだけどグループホームにいてもぜんぜん落ち着かなく、しょうがなく行きつけのイオンに行って時間をつぶす。七夕の催しとして飾られている竹の短冊を堪能する。こうした星の数ほどの人の願い・思いはどこへ行くのか……その後、昼食時になり約束していたとおり両親といっしょにレストランに行ってぼくの誕生日を祝うことに。そこでランチとして、はやばやと出ていたうな丼をいただいた。そして、日々のできごとをおもしろエピソードとして語らう。ああ、実に信じがたいことだ。というのはこの日記でもさんざっぱら書きなぐってきたことだが、呑まれていた頃はぼくは両親を毒親と憎んでいたからだ(だから家庭内の空気はいま思い出すと、実に荒れ果ててぺんぺん草も生えない有り様だったはずだ)。だが、その後いろいろあり家から出ていまの暮らしを始めて、やっと両親がぼくという不肖の息子のためにどんな献身的な努力を惜しまなかったか見えてくるように感じられる。もちろん、感謝の念は尽きない。

その後、グループホームに戻りしばし昼寝。午後になり、それで給料日前の素寒貧の状態なので(お恥ずかしい)ぜいたくもできず、ならば普段どおりカネがかからない読書に勤しむか……と思っていたらClubhouseで友だちの1人みほげさんがルームを開いておられたことを知る。テーマはどんなふうに日々の生活の中で自由時間を過ごし活かしているかという話を英語と日本語で行うというものだった。さっそく参加して、ぼくの意見を語る。もうご存知かとも思うけど、発達障害者であり精神疾患患者であるぼくはいまもってなおフルタイム(1日8時間)で働いているわけではないのだった。むしろ世間並みに言えば「暇人」の部類、言い換えれば「半端者」であるはずだ。だから過去にそんな暇で退屈を持て余す生活を罪あるいは恥と感じ、人並みに働けずましてぜんぜん稼ぐこともできない自分を責めた。なら、そんな罪悪感がぼくをアルコールの「沼」(そう、実に底なし沼だ)に導いたのも自然な成り行きではあっただろう。

いまもぼくは会社に自分の精神疾患発達障害を明かして1日6時間か7時間程度働くという生活をしている。だが、いまはそれを恥じたりしていない。グループホームのスタッフやジョブコーチ、友だちや上に書いた両親たちの助けあってこそ成り立つそんな生活の中で、仕事や読書や音楽鑑賞を楽しめていると思う……といったことをあれこれ苦吟しつつ日本語と英語で話す。他の方も興味を示してくださり、あたたかい空気で受け容れていただけて実に貴重な時間と機会を楽しむことができた。ありがとうございました。

夜になり、毎週恒例のZoomでのミーティングに参加する。今回は特にこれといってお題はなく、雑談(フリートーク)に興じる。ふと、ホストの方が読書の話題を振ってくださりぼくが田中小実昌のエッセイ集をパラパラめくって過ごしていたことを話すと、そこからそれぞれの方の本にまつわるエピソードが披露されることとなった。この町ではぼくが知る限りではそんなにたくさんリアル書店は存在しないので、各々が本をどうやって買い求めたり借りたりして楽しむかを話しそこから本と映画のある豊かな生活をどう過ごすかに話が及んだ。これもまた楽しいひと時。その後ぼんやりしていたら消灯時間になり、就寝して1日を閉じた。