跳舞猫日録

Life goes on brah!

2024/05/16 BGM: Spacemen 3 - I Love You

今日は早番の日。今朝、ふたたびぼくは自分と外との間にどう境界線(バウンダリー)を引くかについて考えた。ぼくのところに寄せられるたくさんの助言(アドバイス)はいずれも実に貴重でありがたい。なので、それを拒絶したいという気はもちろんさらさらないのだけれど、だが一方では彼らの言葉はあくまで彼らの真実なのだということを踏まえないと痛い目に遭うとも思ったのだった。ぼく自身がそうしたアドバイスをぼく自身の人生に役立つようにして、ぼくの責任・監督の下にチューニングして改造していく。そうした姿勢が必要なんだろうなと思ったのだった。

これについてあるLINEグループでメッセージを送ったところ、友だちがマッサージをして心を癒やしストレスを解消するのはどうだろうと提案してくださった。ぼく自身、こうした肉体に効くストレス解消法(体を動かし、歩いたり泳いだりして運動するということ)が端的に「効く」ということは仕事を通して知っているつもりだったので得心が行く。心と身体はつながっていてすばらしいコンビネーションを生み出している。こんなことを考えると、過去の太宰治三島由紀夫の論争を思い出したりもしてしまった。太宰の苦悩なんて運動すれば治る、と三島が言い放ったとかなんとかいう話だ。いまならその三島の意見を理解できるような気がする。

市の国際交流協会がLINEメッセージで、来月から新しい英会話教室がワンシーズン始まると教えてくださった。この知らせをグループホームの管理者・副管理者の方々にLINEで送る。なんだってこんなに英語を学ぶのかと自分でも不思議に思ってしまう。いつも書いているが、過去のトラウマに満ちた孤独な日々が影響しているんだろうなと思う。過去に誰とも会話が成り立たず、おみそにされてつらかった時期。その時期は心がすさみきっていて、「心の戦場」か「ジャングル」を生きていたようなものだった。だから、いまなおこんな活動に誘われてしまうのだろう。いや、それは悪いことではないだろうけれど。

平たく言えば、悪名高き「承認欲求」「かまってちゃん」的な心理とでも呼ぶべきもので……たぶんこんなことを考えたり葛藤したりしつつこの奇妙な人生を生きることになるんだろうなと思う(ある意味では「ストレンジャー・ザン・パラダイス」な、「楽園よりも奇妙な」人生かな、とふとジム・ジャームッシュの映画を思い出してつぶやいてしまう)。でも、日記にも書いてきたがこんなぼくのことをたしかに「友だち」と認めてくれる人がたくさん現れてきているのもまたたしかなことだ。何度でも書くが、ぼくはただの貧乏なおっさんで日々いかがわしいことばかり考えるうさんくさい人間でしかないのにとも思う。これもまた「楽園よりも奇妙な」というかなんというか。

夜、Zoomでミーティングに興じる。恥ずかしながら日中の仕事でくたびれきっていたのだけれど(だから頭が回らなくて困ったのだけれど)、なんとか「ぼくの好きな先生」というテーマのプレゼンテーションを行うことができた。たくさんの先生方にお会いした……もうぼくも50になろうかとしている。ぼくがお会いした先生方の当時の年齢に近づき、彼らがいったいどんなことを考えてぼくたちに接してくださったのかも共感できるようにもなった。そうした先生方はもちろん「完璧超人」というか、スーパーマンワンダーウーマンではありえなかったかもしれない。でも、ぼくがこの人生をしぶとく生きる手がかりになる真実は授けてくださったとも思う。それを思うと、いまだぼく自身の中に残る「遺産」に感服する。