跳舞猫日録

Life goes on brah!

2023/04/19 BGM: R.E.M. - Shiny Happy People

今日は遅番だった。混乱する気持ちを引きずったまま朝イオンに行く。本も読む気になれず、ぼんやり考えごとをしてしまう……昨日メールを送った方から返事が来た。それを読み、改めて「この私とは何だろう」と考える。会社で仕事をする自分、部屋で夢想に耽る自分、私生活で英語で人と交際する自分……ダーティな自分、ずるい自分、オープンマインドな自分。考えれば考えるほど混乱が深まってしまう。いただいた返事を読み返し、自分に必要なのはそんな混乱した状況を笑い飛ばすユーモアなのかもしれないと考える。真面目に、ベタに自分自身とは何だろうと問い直すのではなく、そんな風に硬直してしまう自分自身を笑い飛ばすこと。そうした余裕が必要なのかもしれない。本当の自分なんて、自分自身にさえもわからない。そんなカメレオンのような自分自身を生きることを試みるのもいいのかもしれない。

混乱していても、調子が悪くても、ともあれ仕事はしなくてはならない。今日も仕事をした。苦しかった……R.E.M.の『Out Of Time』を聴く。R.E.M.の音楽から上に書いたようなユーモアや強いポジティブな力を得られたように思う。こんな風に苦しむのは「産みの苦しみ」なのかもしれないとも思う。何か、大きなものが自分の中から生まれようとしているのかもしれない……何かを得る契機なのかもしれない、と。いや、わからない。小説でも書いてみるべきなのだろうか……自分自身の中でそのようにしてたくさん存在する自分自身の不協和について、そしてそれを許せない自分自身について。毎朝、気が狂いそうになるほど混乱して取り乱して、それでも職場に行けば仕事をしてしまう自分自身について。こんな苦しみがいつまで続くのだろうか、と心配になる。少しずついい方向に向かっているのだと信じたい。

どんな時であっても自分の心をオープンに保つことを忘れたくない。過去に私が町の古民家カフェで行われたミーティングに誘われた時のことを思い出す。そこで今でも交際させてもらっている方々と出会えたのだった。そこから発達障害について考える日々が始まり、ジョブコーチの話も実現して、グループホームに住まわせてもらえるようになり……その他にもさまざまなミーティングに誘われ、英会話も学び直すようになり国際交流協会の方ともつながらせてもらえるようになったのだった。混乱していても、「窓は開けておくんだよ」(フィッシュマンズ)の精神は忘れたくない。心を閉ざしてしまいたくない。いい音楽を聴き、いい本を読み、いいものを味わう。そうしていると、いずれまたいい日を迎えることができる。そういうものなのだと思う。焦らないでいきたい。

藤田正勝『哲学のヒント』を少し読む。「私はこうした人間だ」と語ることは、他人に対して主になされることである。つまり他人がいなければ自分自身を意識することというのもありえない。他人との関係によって自分が立ち上がる。私がここまで自分自身にこだわってしまうのも、他人と比べて「自分は普通ではない」「他人から正当に評価されていない」と考えてしまうからかもしれない……そこまで考えて手詰まりとなる。ここからどう考えを煮詰めていけばいいのかわからない。今日はもう考えないほうがいいみたいだ。仕事なんてしないで寝て暮らした方がいいのかもしれない。でも、ともあれ私は仕事をする。ズタズタの心を背負ったまま……ああ、こんな自分自身が調和を取り戻すのはいつだろう。いつになったらもっと成熟した態度を保てるようになるのだろう? まったくわからない。