跳舞猫日録

Life goes on brah!

2022/11/20

今日は発達障害を考えるミーティングの日だった。今回のミーティングでは会をこれから続けるにあたっての方向性を話した。自前のウェブサイトを持つべきかどうか、それに伴って会を月一回開催から変更すべきか……活発な意見交換を行った。私もウェブサイトを持つことは賛成だ。ただ、更新頻度を保ち続けサイトに載せる情報の鮮度を常に新鮮なものにするのは骨が折れる。管理を誰がするのかも問題になる。私は各自の活動のリンク集を作ってもいいのではないかと考えた。私だけではなくYouTubeやpixivで活躍するメンバーもいるのだから、そういった人たちの活動がまとめられていたら便利ではないかと。

会が終わった後、なぜかはわからないのだけれど気分が落ち込む。それで『トップガン』を観ようと考えていたのだけれどそんな気にもなれず、どうしたらいいか考えあぐねた。ふとトム・ウェイツを聴きたくなり「Innocent When You Dream」という曲を聴く。私の大好きな映画『スモーク』に使われていることで知ったこの曲は、爾来お気に入りのクリスマス・ソングだ。それで『スモーク』をまた観たくなる。こうして、またしても音楽に救われたことになる。ああ、この曲のみならずトム・ウェイツのアルバム『レイン・ドッグス』を何度聞いたことだろうか。

夜、『スモーク』を観る。落語における「人情噺」のような映画だ。小説家と少年の邂逅から始まり、そこからストーリーは及びもつかない方向へと転がる。様々な登場人物が「偶然」出会い、彼らの思いが交錯することによってストーリーは織り成される。こうした映画を観ると私も人の心の中にある「人情」を信じられると思ってしまう。いや、私も昔理由もなく変な人に絡まれて殴られたこともあるので性悪説を信じたい気にもなるのだけれど、それでも人の心はこうした『スモーク』のような映画が描写する熱い「人情」で出来上がっていると信じたい。

村上春樹風の歌を聴け』の中に、主人公のところに電話をかけてくるDJが登場する。このDJは印象深いセリフを語りかけ、ストーリーにおいてさほど重要とは言えないにしろ確かな存在感を醸し出す。私は(前にも書いたことがあるが)この日記がそうしたDJの軽快なトークのようなものになればいいと思っている。下手をすると私の文章はシリアスになりすぎ、「必読」の「人生訓」のような雰囲気になってしまう。それでは読者も辛いだろう。ただ気が向いた時に読まれ、それが「気晴らし」として消化される。そういった「軽い」読み物であってほしいと思うのだった。