今日は早番だった。昼にWeChatを使って中国人の友だちと話をする。その友だちの内のひとりが「あなたはナイスな人だ」と言ってくれたのが印象に残った。その後WhatsAppでも私のことを「ナイスだ」と言われたので、昔のことを思い出した。昔……私のことをみんな嫌ったり笑ったりしていた頃のこと。その時のことがあるから他人と未だにどう接していいかわからず、心を開けないでいること。特に女性からものすごく嫌われていた少年時代を過ごしたので、未だに恋をしたことがない。それが私の人生なのだから、天がレモンを与えたらひたすらレモネードを作るだけなのだが……。
ひとり、また気になる異性ができた。もちろんその方には彼氏が居るだろうと思う。なので彼女(と彼)の邪魔をしたくはない。ただ、好意を持っているということを伝えたいと思った。そこからどう関係を発展させていくべきか、私にはわからない。もちろんこれは私の独り相撲で終わる可能性もある話なので、慎重に話したいと思った。現実問題として私は貧乏だし、小太りだし、女性にモテる要素なんてないので空振りに終わる可能性も大だとは思う。まあ、焦らずに……もし運命の人であるなら機会も訪れるだろう。
かつて、私は3度女性に恋をした。1度目は東京まで行き、そこで「実は、結婚するの」と言われた。2度目はネット恋愛の域を出ない付き合いとなり、その方はバイセクシュアルなので彼氏か彼女と現実世界で交際していると聞いている。3度目は実らなかったものの、彼女は今でも信頼できる友だちとして接して下さっていると思っている。いずれもうまく行かなかったけれど、それらは私を変えた。今回の話も、まあ95%うまく行かないだろうと思う。だけれども、この出来事を機に小説のひとつでも書ければなと思っている。
ニール・ヤング『ハーヴェスト・ムーン』を聴きながら、片岡義男『日本語の外へ』の続きを読む。アメリカとは、そして日本とはなんなのか。この本が手軽に読めない状況であること(つまり絶版で、電子書籍でしか読めないこと)を憂う。高校生の頃、国際政治についてなにも知らないのに必死で考えて、反戦や反米(今でいう反グローバリゼーション)のロジックを練った日々を思い出す。その経験が今の私を作っているわけで、その「若造」だった時代をようやく自分も受け容れられて、今の自分を愛することができている。