跳舞猫日録

Life goes on brah!

2021/09/26

今日は休みだった。でもなにもやる気がせず相変わらずclubhouseやDiscordで英語でボイスチャットをしたりして過ごす。今は休むべき時だと判断したのでたまにはこんな日があってもいいかと思った。それにも飽きると大岡昇平の『成城だより』を読んで過ごした。ただ時間をダラダラと潰して終わるだけの午前中だったようにも思う。これでいいのかなあ……もっとやりたいことややるべきことに邁進する人生を過ごすべきなのかもしれないけれど、私はこの「待ちの姿勢」が染みついてしまったのかもしれない。鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥……。

朝、ネットフリックスでセオドア・メルフィムクドリ』という映画を観る。セオドア・メルフィの映画は好きだ。いつも彼の映画からは諦めないこと、やり続けることの大事さを教わる。『ムクドリ』はしかし渋いというか、面白い部分がわかりにくい映画のようにも思われた。自然の摂理に従い、運命を肯定する。そんなニーチェの思想にも似た映画のようにも思う。彼がこの映画から学んだことをもう一度エンターテイメント的な映画として昇華することを楽しみにしている。それはきっと面白いものになるはずだ。

キルギスの人と、もうひとりの人(中国から?)と夜にclubhouseでチャットをして過ごす。私が話題を持っていなかったせいで(流石に今日も同じように発達障害の話をするのもあんまりだと思ったので)、なんだかよくわからない集まりになってしまった。私が持っていったサミュエル・ベケットの引用に対する話をして過ごした。ベケットも私が読みたいと思って読めていない作家のひとりだ。難しいので読めていない。だが、『ゴドーを待ちながら』あたりから読んでみるのも面白いかもしれないなと思い始めた。

『成城だより』の読書が捗る。80年代。冷戦の時代であり高度経済成長時代でもある。そんな時代を極めて誠実に生きたひとりの作家の日記として、読みながら私も心が癒やされるように思う。大岡昇平に倣って私も(前にも書いたことだが)好奇心を燃やして生き続けたい。英語ももっと勉強して、clubhouseやDiscordで発信したいと思った。あとは話題作りだ……海外の人はどんな本を読み、どんな映画を観ているのだろう。他人になることはできないので、私は私の摂取した本や映画の話をするしかないとは思っているのだけれど。