跳舞猫日録

Life goes on brah!

2023/12/01 BGM: Original Love - MILLION SECRETS OF JAZZ (U. F. O. Remix)

今日は遅番だった。今朝、ぼくは図書館に行ってR・D・レインの自伝『レイン 我が半生』を借りた。そしてイオンで第一章を読んだ。レインのこの自伝はいろんなアイデアを授けてくれた。昔、たぶんぼくがまだ20代の頃、ぼくはこのレインの『好き? 好き? 大好き?』を読んだことがある。日本の著名な漫画家(そして、偉大なポップスター)の岡崎京子の影響からだった。そして同時に、伝説的なアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』も外せない。明日この本を買おうと思う。

そのレインの本はぼくに過去のつらい、苦しい少年時代を思い出させた。ぼくは外部の世界を理解するために苦しまねばならず、また両親も含めた他人を理解するのも骨が折れた。だからぼくはこの自分をノーマルな人間だと受け容れることができなかった。言い換えれば、ぼくは自分が愛されているとは思えなかったのだ。そのネガティブ思考はまだぼくの中でくすぶっている。

昔、高校生の頃、高校に行きそこで机の引き出しにお菓子が入っているのを見つけたことがある。ラブレターが添えられていた。「好きになってしまいました」と書かれていた。ぼくは正直な気持ちを返信・返礼として書いた。そしてお礼も付け加えた――でもその匿名の人はとうとう姿を見えなかった。その後、ぼくは自分が「かつがれていた」とわかった。だからぼくは、自分はもう愛されることなんてありえないのだなと見切りをつけてしまった。

可能性として――いまならこう想像できる。ほんとうにぼくのことを愛していた人はいたんかもしれない。あるいは、少なくともぼくに惹かれていた人はいたのかもしれない。だからその人はぼくにプレゼントをくれた。でも、結果としてうまくいかなかった。何にせよ、いまならぼくはそのできごとを興味深いと受け取れる。しかしあの頃は少し「痛みを伴う」こととして現れた。

その「ラブレター」事件から、ぼくは人に恋されるのを諦めようと決めた。そして熱狂的に本と音楽にのめり込んでいく。確かに、それは極端過ぎる態度だったかなと思う。でも当時はそうするしかなかったのだ。いま、ぼくはそのことを思い出すと少し心が痛くなる。でも何にせよ、クイーンのひそみに倣うならば「ショーは続く」のである