跳舞猫日録

Life goes on brah!

2022/12/17 BGM: やくしまるえつこ&砂原良徳 "Ballet Mécanique"

今年のクリスマスを祝う曲として、やくしまるえつこ砂原良徳のコラボ "Ballet Mécanique" を思いつく。遅まきながらこの曲の魅力にハマってしまった。この曲は坂本龍一の曲なのだけれど、彼や砂原良徳が作った作品(そして彼と親交の深いミュージシャンである、例えば小山田圭吾高野寛の作品)を聴き返すのもいいかなと思った。そして、このタイトル「バレエ・メカニック」から私は津原泰水の小説を連想するのだけれど(津原泰水だってまったく教授のことを意識してなかったとは考えにくい)、思えば津原泰水の新作だってもう読めないわけだ。そんな2022年だ。

小津安二郎の新作をもう観られない、古井由吉だって津原泰水だってもう新作は出ない……こうして、私の好みはどんどん古い作品へと懐古的になっていく。これを「最近の映画や文学はつまらないから」と取りたくない。今だってフレッシュな新人、グレイトな作品はたくさん刊行されているはずだ。私が単に好みにおいてついていけなくなっているから、ということなのと思う。こちらを瞠目させる作品は確実に刊行されている。ただ、たくさん刊行されている本の中に埋もれていて見えなくなっているのだろうと思う。うまくいけばこの「Ballet Mécanique」のように遭遇することができる。その日を待ちたい。

雪が降るという知らせを聞き、昔読んで頓挫していた水村美苗私小説 from left to right』を思い出す。この小説の冒頭の雪景色は美しい。私もそろそろ「私小説」を書いてみようか、と思う。ただ、いつだって書いてみて長続きしないで放り出すのが発達障害の哀しい性。毎日書くのが理想なのだけれど(書くことがめんどくさいとは思わないので)、この日記を書き終えてしまうとそれだけで自分の中のものを出し切った気になってしまうので、それで続かなくなってしまうのだった。あと、同じアイデアをじっくりコトコト自分の中で煮込むこともできない。どうしたものか。まあ、1日1行でも書くべきなのかなと思うのだけれど……。

明日はいよいよ発達障害を考えるグループの月一のミーティングの日。このグループと一緒に自分は成長してきた、と胸を張って言える。私だけじゃなくて、参加者は皆そうだろう。金銭管理やタスク管理、生活の質の向上や感情のコントロールといったライフハックにおいて多くを学んできた。自炊も頑張ったっけ。私たちのグループのウェブサイトを作るという案も出てきており、うまくいけばそのウェブサイトを近々ご紹介できるかもしれない。私が先走ってあれこれ言うのも無粋なので、そのことはおいおいお知らせしたいと思う。