跳舞猫日録

Life goes on brah!

2022/04/28

今日からまた何か新しいことをしたくなって、Anthony DeCurtisという人が書いた"LOU REED"というペーパーバックを読み始めることにした。タイトル通りブルックリンの至宝ルー・リードに関する伝記だ。英語の書物を読むのは久しぶりだ。少し読んだ限りでは本書は容易く読めるというものではなさそうだが、ルー・リードというミュージシャンを知るためには好個の伝記であると判断した。今までルイーズ・グリュックの詩集とデヴィッド・リンチの伝記『夢見る部屋』を読んだことがあったけれど、うまく行けばこれが3冊目の英語の書物となる。

朝、イオンに行きそこでブラー『パークライフ』を聴きながらブレイディみかこ『ヨーロッパ・コーリング・リターンズ』を読む。ブレイディみかこのコラムは常に刺激的で、私も高校生の頃にこうしたコラムを読めていたら価値観が変わっていたかなと思った。いや、彼女に影響されすぎて左翼というかアナキストになってしまうのもまた問題かなとは思うのだけれど、それでも自分の高校生の頃に背伸びをして橋本治を読み、湾岸戦争について足りない頭を必死に絞って考えた過去を思い出すとこうした政治を身近に感じられるような書物が安価で手に入るというのはいい時代になったのではないか、と思うのだ。

午後になり、昼寝をした後グループホームに行きスタッフの人にお金のことを相談する。そしてそれが終わった後またグループホームに戻り、clubhouseでみほげさんという方がやっていたルームにお邪魔する。トークのお題が「朝の日課にしていること」だったので私も毎朝この日記を書いていることを話す。いつも朝、前日に起きたことをメモパッドを見ながら書いていく。日本語と英語で書き続けているこの日記も200日を超えた。精神状態が悪くとも、こうしたルーティーンをこなすと少し建て直すことができる。しゃべりながら自分のそうした習慣の力を改めて思い知った。

夜、ZOOMでUDトークというアプリについての講習会に参加する。日本産のアプリのようだが、会話を同時進行で文字起こしすることができ、それを記録することも同時通訳で英語化することもできるという優れもののようだ。その後、Facebookで「A mail from another star」という小文を書く。私が今なお尊敬する山崎浩一というコラムニストが昔よく書いていたスタイルの、未来人あるいは異星人から見た現代の私たちの暮らしぶりについて記す戯れ文だ。果たしてこれは成功しているのかどうか。わからないけれど、もっと書けるなら書いていきたいとも思っている。