犬は吠えるがキャラバンは進む

The Dogs Bark, But The Caravan Moves On.

2021/09/25

今日は早番の仕事だった。プレッシャーに打ち勝つべく色々策を練る。仕事に入ってしまうとなんとかなるのはいつものことで、ただ何度そういう経験を積んでも「なんとかなるから仕事をしよう」と前向きに考えられないのが困るのだった。それは喩えるなら夢と現実の関係に似ている。いくら「この夢から覚めたら大丈夫」と思ったとしても夢の中で不愉快なことを経験するとストレスになるのと同じように、「仕事に入れば忘れるから」と思ってもプレッシャーから来る不快感は晴れない。どうしたらいいのかわからない。慣れるしかないのだろうか。

朝、clubhouseで山口あかりさんという書道家の方と話す。そこで自分の名前を書にしてもらった。Facebookで友達登録もしてもらった。仕事をして、帰宅後またclubhouseで様々なルームに出入りする。英語で自分の自閉症について話した。ただ、事前に話題を用意していなかったのでたどたどしく喋ることになった。車を運転できないこと、雑談ができないこと、本が好きなこと……また話題を積み重ねておいて、そして話をしたいと思った。英語で喋ると自分の中の思いも寄らない真実が引き出されて、いつもながら驚く。

職場の困りごとについて、LINEで知り合いと話す。彼女も私の困っていることをなんとかしたいと思っているそうで、ただどうしようもないことに悔しさを感じておられると書いていた。ひとりじゃない……その事実を噛み締める。その一方で語学で身を立てたいとか、出来もしないことを考えている自分が居ることもまた確かだった。自分の中で混乱しているのだろう。なにをどうやっても逆効果になるというか、会社の中で嫌われる原因になるように思えてならない。今は焦らず休養を取るのがいいのかもしれないと思った。映画を観たりclubhouseで英語の勉強をしたり、というようなことを。

今日の読書は大岡昇平の『成城だより』を少し読んだ。80年代の文化について、YMOや『じゃりン子チエ』といったポップカルチャーから文学の話題に至るまで貪欲に接した大岡昇平の日記なのだけれど、自分も70代まで生きられたらこのように新しい文化に触れられているだろうかと思った。今日放送したという『鬼滅の刃』も私はスルーしてしまったし……いや、別に新しい文化に触れなくても生きていけるのだが、世の中に面白い物事がいっぱいあるのに触れないで死んでいくのはもったいないと思った。『成城だより』を読みながら自分も大岡昇平を見習いたい。