犬は吠えるがキャラバンは進む

The Dogs Bark, But The Caravan Moves On.

2022/07/12

BGM : The Other Two "The Other Two & You"

阿久津隆『読書の日記』と並んで、片岡義男日本語の外へ』を読み始めた。湾岸戦争に関する考察が行われているところを読み、私自身足りない頭を駆使して高校生の頃に湾岸戦争について考えたことを思い出す。現在、時代はロシア対ウクライナの戦争に揺れている。常識とされていることは移ろいゆくが、その中で平和を希求していくにはどうしたらいいかを考える。そう考えると今『日本語の外へ』を読むことはタイムリーなのかもしれない。焦らずじっくり読んで、自分自身の考察を練り上げたいと思った。

日本語の外へ』では日本語と英語の関係についても論じられている。時折、英語は日本語よりも論理的だと言われる。だが私は日本人の哲学者を知っている。彼らの論理は充分明晰だ。私が英語で表現するのが好きなのは英語の価値体系という「自分の外側に存在する規範」に「自分の内側の価値観」を当てはめていく過程で、内側にあるものが相対化されてしまうからである。その時、内側にある自分の思い込みが溶かされてしまうような感覚に陥る。その時に英語を学んでいてよかったなと思う。『日本語の外へ』を読み進めたい。

英会話教室に行く。今回は料理と食文化について。アメリカには様々な料理があることを学ぶ。ピッツァ、パイ、ブリトー……私はアメリカ料理を知らないので、「ラズベリーパイが美味しそうですね」と言うのが精一杯だった。「Family Feud」というテレビ番組を模したゲームを行う。今回のレッスンは難しかった。私の近辺でもコロナ感染者が増えているので、こうしたオフラインでのレッスンがまたできなくなるのではないかと心配になる。元気が一番、健康が一番だと思った。楽しいひと時だった。さて、来週はどんな話題で盛り上がるのだろう。

阿久津隆を読み、片岡義男を読み英会話教室に通う。休みになると断酒会に通い図書館に通う。代わり映えのしない日々が続く。何だかもうこの年齢で半分隠居生活に入ったような気分にもなる。大岡昇平『成城だより』を読み返そうかと思う。大岡昇平のような若々しい感受性を失わず世間と接して、様々な流行を取り入れたいと思う。プロの作家になりたいとあがいたのも遠い昔。今は世界中から様々な読者が私の書いたものを読んでくれている。その事実だけでありがたいと思う。いや、「これから」が大事なのかなとも思うのだけれど。