跳舞猫日録

Life goes on brah!

2021/09/18

なぜだろう……今でも毎朝、例えばこの日記を日本語と英語で書く時に「今日はなにを書くべきだろうか」「なにも出てこないかもしれない」と思う。昨日できたことが今日できるとは限らない。だが、書き始めると書けてしまう。仕事にしてもそうだ。行ってみて、死ぬほど辛いプレッシャーに耐えて仕事を始めるとできてしまう。前に書いたことを思い出す。とにかく身体に任せることだ。身体の隅々にまで刻み込まれている仕事の記憶を信じて、やってみることだ。アランの『幸福論』を思い出して一歩踏み出すこと。

Letterboxdというサイトに英語で映画評を記録し始めた。映画も、かれこれ500本は観ただろうか。映画のリズムを身体に刻みつけて、2時間の映画なら映画の呼吸を頭と身体に覚え込ませたことでようやく観るのが苦にならなくなってきた。ゴダールトリュフォーの映画も、自分なりの流儀でではあるが楽しめるようになってきた。もっと自分のレビューが海外の人からどう読まれているのか知りたい。だが、今のところ反応は全くと言っていいほどない。まあ始めたばかりだししょうがないだろう。これから、これから……。

letterboxd.com

ジョナサン・デイトンヴァレリー・ファリスバトル・オブ・ザ・セクシーズ』を観る。テニスにおける男と女のガチンコ勝負を描いた映画で、『ロッキー』を思い出した。『ロッキー』もまた噛ませ犬めいたロッキーが周囲の予想に反して実力を見せつけ、チャンピオンと互角の勝負をする映画だったからだ。そう考えると『ロッキー』を観直したくなる。『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』では主人公のレズビアンの恋愛描写も描かれており、改めて「自分が自分であること」「時代に反して自分を貫くこと」について考えさせられる。

私自身、発達障害者として周囲に嗤われ、嫌われて生きてきた。今も職場では嫌われ者なのだろうと思う。本ばかり読んでいる、なにを考えているかわからない人……この歳になっても結婚もせずブラブラ遊んで暮らしているようなもので、それはそれで私が選んだ人生なのだからしょうがない。だが、時代の風は私の方向、というか発達障害者を支援する方向に向いていると思う。これからも私は映画を観て、本を読み、自分の発達障害とはなにかについて考えることになるだろう。というか、そうとしか生きられない。これまでもそんな不器用な生き方しかできなかったし、これからもそうだろう。