跳舞猫日録

Life goes on brah!

2024/02/08 BGM: Fishmans - Long Season

今日は早番だった。今朝、WhatsAppを介してあるインドネシアの友だちの訃報を知る。彼女が闘病生活を送っていたことは知っていたのだけれど、こんなことになるとは予期していなかった。だから知らせを聞き、深く取り乱してしまった。神を信じて生きる敬虔な信者ではないぼくではあるのだけれど、彼女の魂が安らかに眠ることを願って止まない。このできごとから、ぼくがこれまで築き上げてきたつながり・絆の貴重さについて思い至った。それらは貴重なものなのだ……。

そんな感じでとても取り乱した、陰鬱な心理状態ではあったのだけれどいつものように仕事をしなければならなかった。心を落ち着かせて仕事に努めるーーでも、ついにこのことを同僚の方(社外から来られていたある方)に軽く打ち明けてしまった。その方は彼女自身の個人的な体験を話してくださり、そしてそれは少しぼくの魂を癒やしたと思った。だからなのか、ともかくも仕事を最後までやり遂げることができた。

思い出さんとするーーでも、いったいいつが最初の出会いだったのか思い出せない。我ながらずいぶん薄情なものだ。でも、何にせよそうしてぼくとその方は出会い、WhatsAppやFacebookでメッセージを交わした。ぼくが書いた記事や下手な詩を彼女にお見せしたら、彼女は読んでくださった。そんな感じで彼女にまつわる思い出は生き続けている。いまはただ、「安らかにお眠りください」と言うしかない。

そう、ほんとうになんというかタフな日だった。仕事を終え、グループホームに戻る。そんな感じの陰鬱な心持ちから急に回復しよう・戻ろうとするのは禁物と心得ていた。そうしてカムバックを試みるのはとても危険だからだ。だからこんな時は悲しい、鎮痛な鎮魂歌を聴くべきと思い日本のロック・バンド、フィッシュマンズを聴いた。「ロングシーズン」だ(もしあなたがこの曲を聴いたことがないなら、試してほしいとワガママを書いてしまう。この曲はぼくにとって沈痛な、でも無視できない崇高さをはらんだもの、ゆえに癒しを与えてくれるものとしてずっとあり続けている)。

夜の7時半に、zoomであるオンラインミーティングに参加した。そこで、昔の人たちがどんな風に日本の調味料である味噌を作ってきたかプレゼンテーションされるのを聞いた。そのプレゼンからはたしかに味噌のおいしい味、香ばしい香りが感じられるような臨場感を抱いた。面白いプレゼンだったと思う。終わったあと、ぐったりして何もできず眠ってしまった。

その友だちのみならず、これまでたくさんのほんとうに優しい、ナイスな人たちに出会ってきたことを思い出せる。人生をそうした人たちと一緒にエンジョイしてきたのだった……これがこの貴重な人生、唯一無二の生の味なのかなと思った……。

安らかにお眠り下さいーーTerima Kasih.