跳舞猫日録

Life goes on brah!

2023/10/29

BGM: Depeche Mode - Strangelove

図書館に行き、ブレット・イーストン・エリスアメリカン・サイコ』を借りる。そして『村上龍自選小説集』の1巻から4巻までも同時に借りることにした。春樹ではなく龍を借りることにした理由は自分にもよくわからないのだけれど、でも龍の小説は確かに凄みのあるものだとぼくには思えるのだ。もっと読み込まないとわからないところはあるけれど(より注意深い態度で、だ)、でも龍はどのようにして日本人が日本が生み出すシビアな環境を生き延びてきたか、そんなことを描くことを試みてきた印象があると思っている。

今日、グループホームの施設長とお会いした。そしてお金のことで話をした。終わったあとドッと疲れてアクティブに何もする気にならず、有意義なことはしないで引きこもることに決めてしまった。鬱が極まって『アメリカン・サイコ』も読めず、最初の50ページ止まり。そして感じたのは主人公のパトリック・ベイトマンが観察者(オブザーバー)のように見えたということだった。彼は自分の(陳腐な)意見を持ち、動く(食べたり、女性を愛撫したり、などなど)。でも彼の外見はクリアではない。彼は……神のように無力なのだろうか? いや、このあと彼は殺人を犯す。わかっている……でも(矛盾した表現になるけれど)、彼は「自分の殺人」を「観察者として見ている」? もっと残りを慎重に読んでいかないといけない。

夜に、神戸に住む年長の友人とLINEでメッセージをやり取り。彼はぼくのアホみたいな質問に正直に答えてくださった。あたたかい空気とともに。感謝したい。突然、ぼくは「今日」が別の友だちと設定したある記事の締め切りということを思い出してしまった。だからあわてて書いた……ああ、自閉症とはなんたるか。

書き終えたあと、別の友だちとチャットを楽しむ。10時から、ロシアの友だちのビクトリアさんがスタートしたZOOMでのミーティングに参加する。AIとぼくたちの仕事についてだ。答えたかったのだけれど、すっかり遅かったのでゆっくり答えられる余裕がなかった。でもぼくは信じる。AIはぼくたちの仕事を「助ける」。「乗っ取る」ことはない。言い換えれば、人間は叡智とヒューマニティを持っていると信じている。独自のものを。