跳舞猫日録

Life goes on brah!

2022/12/22 BGM: Donald Fagen "Snowbound"

発達障害とは何だろう? 今日、職場でとある方と話をしていて、そこで自分のことを「実は発達障害者なんです」と言ってしまった。どうしてこんなカテゴリが必要なんだろう。なぜこのような区分けで人は分けられなければならないのだろう……もちろんこうした区分けは有用に働くことは認めたい。だが、ニューロダイバーシティの考え方のベースにあるのは「誰もが個性的だ」ということではないかと思う。社会生活に支障を来した場合にのみ障害が問題にならなければならない、と。私たちの脳はそれぞれ特徴を持つ、かけがえのないものであるという視点を忘れたくない。そこから改めて「障害とは何か」を考えていきたいと思う。

今日は仕事の一環で、3度目のジョブコーチとの面談を行う。そこで「報連相」について学ぶ。部下から上司へ「報告・連絡・相談」がうまく伝えられることが仕事をスムーズに運ばせるというのが骨子だった。私の場合、いつも上司が忙しそうに働いているのを見て気を遣いながら仕事をしているのが実態なので、どうしたらいいか考えあぐねている。概して発達障害者は「(もちろん「人によっては」だが)空気を読みすぎている」という指摘もあるため、私はもっと傍若無人に振舞ってもいいのかもしれないが……有意義なひと時だった。こうして職場の問題を建設的に捉え直す機会ができたというのは実にありがたいと思う。

今日は仕事がはねた後、7時から近所にあるインド・ネパール料理のレストランで忘年会に参加した。そこでいつもはオンラインで集っている仲間と集まる。このような場に参加できることを改めてありがたく思う。そして、どの方も先を見据えてエネルギッシュに、休みの日であっても精力的に活動しておられることを知り圧倒された。私はどうだろうか。私自身、今年はジョブコーチ支援を利用することができ、オフタイムは発達障害について学び直したり読書や映画鑑賞に明け暮れたり、英語を勉強したりと慌ただしい(「落ち着きのない」とも言える)1年だったことを思い出す。このミーティングも実に楽しかった。

夜、Discordのとあるサーバで2022年の読書の総決算的な話に参加する。私自身、今年もいろいろな本を読んだ。そしてそこからさまざまなことを考えて、こうした日記にしたためてきた。そんな日記を読んで下さっている方が私が思っていた以上に居られるということで、これもまたありがたく思う。私の日記はさまざまな「思いつき」をレアな形で書き殴っているにすぎないけれど、読者に何か示唆できるところがあればいいなとも思う。私自身人の日記を読むのが好きで、今年は青山真治の日記『宝ヶ池の沈まぬ亀』が印象的に映った(今年どうしてもBEST1を決めなければならないとするならこの本を選ぶ)。来年はどんな本を読むだろう。漱石を読むのか、それともまったく新しい本を読むのか?