跳舞猫日録

Life goes on brah!

2022/08/18

BGM: 坂本真綾 "バイク"

今日は早番だった。今朝、久しぶりにつらい思いを味わった。原因はない。ただ、昨日もよく眠れなかったのが気になった。そういうことが気になると些細なことがすべて失敗の原因になりそうで落ち着かない。でも休むわけにもいかないので職場に行った。すると身体がいつものように自然に動き、思考も切り替わった。自分の中のシリアスな人格が立ち上がり、根拠なんてまったくないのだけれど自信が湧いてきた……いや、自信ではないかもしれない。ただ、この仕事を20年以上も続けてきた経験から生まれた自分の別人格が私を支えてくれたので、仕事は何とかこなせた。

別人格というとまた奇矯なことを、と思われるかもしれない。だが、私とはそういう人間だとしか言いようがない。日頃はDMMのサイトを覗いてエッチな動画を漁ってばかりいるのだけれど、ふとサリンジャーの本を読み始めたり職場に行って制服に着替えたりしたら、これまで実際に本を手に取ったり職場で動き回ったりして培ってきた別人格が立ち上がる。この変わり具合はまるで『シティーハンター』という漫画の主人公の冴羽獠のようで、我ながら不思議だとも思うがカッコいいとも思えるので、まあそういうこともあるか、人体の不思議かなと思っている。

ともあれそんな風にして別人格に仕事を任せて、昼休みに食事を摂った。LINEで私が漏らした不安についてレスポンスが返ってきているのを見る。ふと、これこそが幸せというやつかもしれないなあ、と思った。友だちが私のことを支えてくれる(つまり孤独ではない、ということ)。食事を食べられる。仕事がある。生きがいを感じられる……おかしな妄想だが、ある日「実は今までのこれはあなたが見ていた夢だった」と喪黒福造のような人物に言われても納得できそうな気がした。それほどまでに「今の人生」はかつての私の人生と違うものとなっている。夢というより、奇蹟のような人生かもしれない。

夜、ZOOMで2つのミーティングに参加する。ひとつは考古学関係のもの。ホストの方の軽快な語りに惹かれ、門外漢の私も楽しめた。もうひとつは言語交換グループが主催するもので、そこで私たちは今回の話題として自分の旅行体験やホームタウンについて話した。私は記憶に残るような印象的な旅行をめったにしたことがないが、行けるならハワイに行ってみたい。ツーリスト向けの顔を見せるハワイとそうではないハワイ、両方を知りたいと思うようになった。片岡義男の影響だろう。ただ、いつもながらお金がない。それにつけても金の欲しさよ