跳舞猫日録

Life goes on brah!

2022/05/25

市の国際交流協会が行う英会話教室のお知らせが届いた。6月から始まるという。この英会話教室に通うようになってずいぶん経つ。大学ではこう見えても英文学を学んだのだけれど、それでも自分の英語にはずっと劣等感を感じていたっけ。留学経験もないし、ネイティブ並みに流暢でもない。今はそれならそれでもいい、このスローな喋りが自分のスタイルなのだと割り切って考えられるようになった。日本人なのだからLとRで躓くのは仕方がない、と。その破れかぶれの姿勢が人からするとむしろ好ましく見えるのかもしれない。

以前にclubhouseで薦めてもらったドラマ『グッド・ドクター』を観てみた。私が観たのはアメリカ版だったのだけれど、第一話ですでに少し泣いてしまった。歩き方や話す癖、そして周囲を顧みずわが道を行く姿勢がすでに自閉症発達障害の人間に特有のキャラクターとして、うまく表現されているなと思ったからだ。このドラマは日本版も作られたとのことだが、今の時点でこのドラマを評価するのはもちろん早計というものであるにせよこうしたドラマが自閉症発達障害をうまく伝えていることは疑いえない。時代は変わったのだな、と思った。

夜、断酒会に行く。そこで『グッド・ドクター』の話をする。私が自閉症発達障害とわかるまでこの私を受け容れられなくて、自分自身であり続けることがずっと辛くてしょうがなかったことを話した。私の収入にしては高価な自己啓発の教材を買ってまで自分を変えようとしたことも話した。今は違う。今は、この私を受け容れるところから全てが始まると思っている。他の方からは暑くなってくると酒が欲しくなるという心理について話された。このミーティングからはずっと力をもらっている。それを改めて確かめられた。

その後clubhouseで、英語を使って自閉症発達障害について話す。私自身の生い立ちについて話した。というか、専門的な知識を持つ学者ではないので他に話す材料もなかった、というのが正確かもしれない。参加者のヤネさんが質問して下さったおかげでうまく私自身の言葉を引き出していただけたと思う。子どもの頃から変で、大学に入ってもぜんぜん楽しくなくて友だちもできなくて、大変な人生だったということを話した。アゼルさんも来て下さって、充実したひと時になった。ああ、時代は変わる。そんなことを思った。