跳舞猫日録

Life goes on brah!

2022/04/15

今日は遅番だった。朝、時間があったので十河進『映画がなければ生きていけない 2016-2018』を読む。いろいろ仕事前のプレッシャーや私的な問題で悩んでいたのだけれど、ベントレー・リズム・エース『BRA』を聴きながら十河進のエッセイを読んでいると気持ちが紛れた。これが音楽の力なんだな、と思った。ベントレー・リズム・エースはあまり日本で広く知られたミュージシャンではないが、実にユーモラスなグルーヴを奏でる人たちなのでお薦めしたい。ああ、音楽というものは奥が深い。今日もまたひとつ学んだ気がした。

また木曜日に行われる宍粟市国際交流協会関係のミーティングでお話をさせていただく機会が訪れる。いったい何を話すべきか考えている。日記について話す、というのはどうだろうと思っている。荒川洋治『日記をつける』をベースにエリック・ホッファー二階堂奥歯、『ゴンクールの日記』や『断腸亭日乗』といった日記の魅力を語るというものだ。あるいはそれこそエリック・ホッファーという人の思想について話す、というのもいいかもしれない。読めるようなら『アンネの日記』も読み返して話す材料にしたいと思った。

Twitterにあまり深入りしないようにしないといけないな、と思い始めた。今はアカウントは持っているのだけれど、さほど投稿していない。どうも「売り言葉に買い言葉」の応酬に疲れてしまうのだった。発達障害をめぐる情報をキャッチできるということでTwitterはこれからも使うつもりでいるが、より熟慮・熟考が必要な投稿はこうしたブログを使ってやった方が有益だと思うのでそうする。かつてはアルファツイッタラーになりたくて売名に走ったものだが、自分はそんなタマではない。Twitterで消耗するよりブログで末永く書き続けたいと思う。

鬱状態は季節の変わり目から来るものなのだろうと思う。だから、下手に元気を出そうと空威張りするのではなく元気が出ないなりに日々のフォームを守って、やらなければやらないことをやる。私は毎日風呂に入り、洗濯をして本を読みこの日記を書く。時にはクエンティン・タランティーノパルプ・フィクション』のサウンドトラックを聴いて、ディック・デイルのサーフロックに乗ってプロの仕事人気取りで生きてみる。またジョン・トラボルタの軽妙なトークを楽しみたく、あの映画を観たくなってきた。タランティーノもすっかり巨匠になったが世界は回り続ける。