跳舞猫日録

Life goes on brah!

2021/12/11

BGM: SHERBETS "シベリア"

前に薦めてもらった英語での小説執筆の件だが、実は全然進んでいないのだった。発達障害の特性もあるのだろうが、長く一貫した意志を貫いて書くということができないので書いても無駄ではないかと思って、それで書けないでいる。ただ、ひとつどう書くべきかは見えているのだった。ならそれを書いたらあとは自動的に出てくるのかもしれないが……こんなことで迷っている時点で私には才能がない。のだが、支離滅裂でも駄作でも、とにかく書ければという思いもある。ので、どうしたらいいのか困っているのだった。人は励ましてくれるので、もちろんそれはありがたいのだが。

LINEでとある方に、小さな幸せを集めて積み重ねることを薦められた。職場では相変わらず夢も希望もない状況が続いている。私も、今日こそ仕事を辞めてやろうかと思って臨んだのだが結局その話は職場ではできないまま終わってしまった。小さな幸せ……そんなもの集めてどうなるんだ、という思いもある。だが、それを言い出せばこの日記だって書いてどうなるんだ、という類のものだ。意味なんかない。しかし、私の本能はこの日記を書くことを必要としている。そこに理屈はない。私は結局そうして書き出すこと、アウトプットすることが好きなのだろうと思う。

仕事が終わり、図書館に行き諸隈元『人生ミスっても自殺しないで、旅』を借りた。早速読み始める。ウィトゲンシュタインをこよなく愛する著者の欧州旅行の記録だ。ウィトゲンシュタインは私も好きな哲学者だ。というか、ほとんど(思うことは自由なので明かしてしまうが)自分はウィトゲンシュタインと同じ種類の人間だと思っている。諸隈氏の筆致は軽快で読みやすく、時折脱線が激しいのが気になるけれど心地よく読める。まだ読み始めたばかりだが、彼はどんなものを旅の過程で見つけるのだろうか。大事に読みたい。

夜、Discordのとあるサーバでチャットをする。脳科学の分野になぜ興味を持ち始めたのか訊かれたので、ウィトゲンシュタインの哲学から始まり「なぜ私は人の痛みがわかるのか」「心とはなにか」ということに興味を持ち始めたのだ、というようなことを答えた。脳科学の読書はまだまだ続くが、ウィトゲンシュタイン論理哲学論考』『哲学探究』も大事に読み返したい。ひと通り読み終えたら次はどんな本を読むべきだろう。結局買ってしまったティム・インゴルド『生きていること』も読んでいきたいと思う。読書は終わらない。