跳舞猫日録

Life goes on brah!

2022/05/22

今日はclubhouseで夜7時から自閉症についてのルームを開いた。事前にジュディスさんからいろいろアドバイスをもらっていて、それが役に立ったと思う。ジュディスさん曰く、私は自閉症者でありそれ故に聞き取りや語りに不得手を抱えていてレスポンス/受け答えがどうしても遅くなること、だから相手にはゆっくり喋ってもらう必要があること(それに加えて私にとって英語は母国語ではないという事情もある)。それをまず相手に理解してもらう必要がある。参加された方はそれをわかって下さったのでありがたく話を進めることができた。ありがたく思う。

参加者の方から、『グッド・ドクター』というドラマを薦められた。このドラマでも自閉症は重要な要素として登場するとのこと。ぜひ観てみたく思う。私の実感から言えば、昔と違って自閉症は皆の「常識」というか基礎知識として広まっているのではないかと思う。昔、職場でもなかなかわかってもらえず(いや、会社を責めたいわけではない。私自身でさえアスペルガー症候群のことは理解できていなかったのだ)苦労したことを思えば隔世の感がある。ドラマを薦めて下さった方の好意にも感謝したいと思った。

とはいえ、ジュディスさんがおらなかったので率直に言えば私自身がうまく場を仕切ることができず、アゼルさんが助けて下さった。アゼルさんは私の自閉症の特性について参加者に説明して下さって、私がこうして書いている日記や私自身が「本の虫」であることも褒めて下さったのでこのこともありがたく思う。こうして書いていると、改めて自分は周囲の方の好意に恵まれているなと思う。DiscordやWhatsAppでも友だちに恵まれているし、かつてずっと悪意に苛まれていたことを思えばこれも大違いだ。昔のことが信じられない。

こうして人に恵まれ、いろいろなことができるようになったこと。自分の英語を信じて表現できるようになったこと。すべては40歳の日に町内で行われた発達障害をめぐるミーティングに参加したことから始まっている。人との出会いの力を思い知り、人は人と関わることで変わるのではないかと考えた。ゆえに、clubhouseのようなアプリが力を持つことを実感する。今日のルームだって私ひとりの力で成し遂げられたわけではないのだから。私はいつも自分に忠実に生きて、自分ができること/なすべきと思ったことを行っている。そうすると人が自然と助けてくれる。ああ、世の中とは不思議なものだ。