犬は吠えるがキャラバンは進む

The Dogs Bark, But The Caravan Moves On.

2021/11/25

今日は休みだった。朝、グループホームの窓から美しい朝日が見えたので写真に収めてしまった。それを日本や海外の友だちに向けてシェアする。昔は友だちなんて居なかったし、居なくても生きていける(いや、孤独に耐えなければ生きていけない)と思って独りで本ばかり読んでいたのだが、自分も変わったものだ。朝にピチカート・ファイヴを聴きながらこの日記を書く習慣がすっかり身についたように思う。そして夜になると最近リリースされたアンディ・サマーズ(ポリスのギタリストだ)のソロ『Harmonics Of The Night』を聴く。最近はずっとこういう過ごし方をしている。

イオンの未来屋書店でユヴァル・ノア・ハラリ『21 Lessons』と與那覇潤『知性は死なない』を買う。『知性は死なない』を読んだのだけれど、著者が大学教員生活を過ごしている過程で見舞われた鬱病との闘病と、そんな著者が観察した平成の政治やその他の現象(アドラー心理学や『超訳 ニーチェの言葉』がベストセラーとなる現象)について分析した書物で、とても読み応えがある。私が最近になって考えるようになった言語と身体について、反知性主義やトランプ現象を身体性の側面から読み解いているのが面白かった。言葉でくどくど説明される難しい理屈ではなく、身体に訴えるようなプリミティブな快楽を人は求めている、と……。

夜になり、毎週木曜恒例のミーティングに参加する。今日は『やさしい日本語』をベースにした伝えやすく簡明な日本語を話すにはどうしたらいいか、という内容だった。私もついつい難解な、長ったらしい日本語を話してしまう(主語がないとか一文が長すぎるとか)。なので、「その文章を英語で表現してみたらどうなるか」をシミュレートしながら話す訓練となり、大いにタメになった。「やさしい日本語」は外国人向けに話されるものなのだが、私は発達障害者なのでその立場からわかりやすく曖昧さがないことが望ましいと話した。

その後アントニオ・ダマシオ『意識と自然』などを読もうとするも力尽きる。ので、先に書いたアンディ・サマーズのソロを聴きながらのんびりする。ダマシオの本を少しかじり、私たちが正義を信奉するのは、もちろん悪がもたらす損失を避けたいからというのもあるが、「正義は勝つ」的なストーリーが私たちに快楽をもたらすからではないか、とも考える。それが昂じると「正義中毒」みたいになるのではないか(だからこそ人はTwitterなどのSNSであれほど人を叩くのではないか)、と。感情を抑えることに務めている私には参考になりそうな視点だが、こういう本はどの分野に入るのだろう?

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The day MIshima had passed away.