跳舞猫日録

Life goes on brah!

2023/12/24 BGM: Elvis Presley - Are You Lonesome Tonight?

満を持して、今日から職場に復帰ということになった。とても神経質になってしまった。仕事ができるかどうかわからなかったからだ。でも、身体を動かして運んだり歩いたりしていたら身体が温まってきた。その熱が、ぼくに仕事の感覚を取り戻させてくれた。そしてもっと身体が動くようになった。ああ、マリリン・マンソンが歌うように職場がぼくのことを愛しているのだろう――ぼくは仕事をそんなに愛してはいないのだけど。

なんにせよついにクリスマス・タイムが訪れた。でもぼくがしていることといったらぜんぜんドラマチックでも何でもない。自由時間をただルーティンをこなしてつぶすだけだ(読んだり聴いたり。映画やドラマも観たいのだけれど)。たとえば今日はぼくはライラック・タイムという過去に愛聴したグループの音楽がSpotifyで聴けるということでずいぶん楽しんだ(彼らの音楽はぼくにとって「至宝」「珠玉の逸品」だ)。言い換えれば、まあずいぶんさびしい過ごし方だ。ああ、ソウルメイトはいつ訪れるんだろう。

日本には面白い表現がある。「クリぼっち」だ。「クリスマスにひとりぼっち」を短縮したものなのだろうと思う。「ぼっち」とは「ひとりぼっち」で、だからこれは「クリスマスだというのに、こんなロマンティックなイベントなのにロマンスのかけらもなくひとりで無味乾燥に過ごしている」ということになろうかと思う。まあ、つまんない表現だ。でも日本ではこうした同朝つ力というか、ロマンスを楽しんで愛や夢を消費せよという圧力をたしかに感じてしまう。それはとても強い圧だ。

たしかに、ぼくはクリスマスをシングルの身でさびしく過ごしている。つらいと言えばつらい……不幸でみじめと言われるなら甘受したいとも思う。でもこの話題になってくると、ぼくはもうこれは「神のみぞ知ることがらだ」だとしか言いようがないのだった。いつほんとうに大事なソウルメイトにお会いできるか……その瞬間が来るまで待つしかない。そしてこれは消費社会や資本主義の論理によってはついに収斂されえないものだと信じる……つもりだ。

ちぢめて言えば、ぼくは自分の個別の・固有の人生をワンアンドオンリーなものとして、天与のものとして生きる。いや、この瞬間何人の恋人たちがロマンスを楽しんでるのかなあ、って思ったりもする。するんだけど……ああ、そんなことを書いていたらついにマイケル・サンデルの本を読んだことを書けないまま終わったのだった。