跳舞猫日録

Life goes on brah!

2023/11/04 BGM: Blur - Crazy Beat

これがほんとうにぼくの言いたかったことだろうか? いつもこんなことを考え、問い続けている。でももし/いざ書き始めると、ぼくはまったく違うことを書く。今日、ぼくは小説の最初のかけらを書き始めた。少なくとも、辛抱強くならなければならない。登場人物たちの名前を変えなければならず、細部も書き換えないといけないからだ。そして、書けば書くほどなんだかカオスというかメチャクチャになってきているとも思う。というのはぼくは力強い単一のストーリーの線を考え抜くことができないからだ。もし同僚の方の優しさについて書き始めたら、彼女の体型のふくよかさについても考えてしまうしどんな親切さを示して下さったかについても考えが及んでしまう。読者よ! これが発達障害だ。脳は毎日こんなメチャクチャなかけらを吐き出すのだった。

発達障害。ぼくは村上龍村上春樹にはなれない。ぼくの考えはどこかにあっさり行ってしまうし、その行った考えが突然戻ってくることも往々にしてあるからだ。言い換えれば、こんなランダムな思考回路がぼくを悩ませている。そして、ぼくはもう「社会的」「価値ある」話題を持っていない。持っているのはただアホくさい、小さなアイデアばかりだ。でもこのちっぽけな等身大のぼくと同じようなサイズの小さな考えは大きなアイデアと同じくらい大事だとぼくは考えている。だから、ぼくはこの小さなぼくの真実を書くことを恐れたくない。

批評家ではないので、偉大なプロのセオリーに則ったようなことは言えない。でも、これはおかしな「青春」小説になる。主人公(ぼく自身)は48だ。先輩の同僚の方の優しさに惹かれる。もうお孫さんもおられるのに……でも読む価値なんてあるんだろうか。わからない。

夜になり、ジョブコーチとぼくはZOOMでミーティングを行った。ぼくの金銭管理についてだ。彼女の目は鋭くあたたかく、ぼくの問題がストレスフルな生活にあると見抜かれた。お金がぼくから出てどこに流れ出ているか記録することを決めた。ぼくは彼女に最初の『シンクタンク』(というのがぼくの小説のタイトルだ)のかけらをお送りした。