人生は上々だ

Life is good.

2022/07/13

BGM : Masayoshi Yamazaki "HOME"

今日は休みだった。午前中、とある方とDiscordを通じて通話をする。私が住んでいるグループホームのことや今回行われた選挙のこと、私が通っている英会話教室や私が続けている仕事のことなどを話す。楽しいひと時だった。ただ、これからやりたいことを訊かれて言葉に詰まってしまった。これから叶えたい夢……自分にはそうした確かな未来へのヴィジョンがない。前にはベストセラー作家になりたい、なれないならせめていっぱしの作家になりたいという夢があったのだが、そういう目標もなくなってしまった。諦めたというか、今の境遇でもかなり満足できているというのが正直なところなのだった。

それで、Facebookにも書いたのだけれどもう「夢はなくなってしまった」ということでいいのではないかと思った。いや、これからやりたいことはいろいろある。ジョブコーチの話だってあるし日記だって書き続けていきたい。恋愛だって楽しみたい。だけど夢とは何だろう。私が心の奥底から望むことは「多くの人に読まれたい」「リアルな反応が欲しい」ということなのだけれど、それはもう実現していることでもある。これでいい……足るを知る、という言葉もあることだし、前にも書いたけれど小津の映画の登場人物の言葉のように「欲を言えばキリがない」と思ってしまうのだった。欲や夢を持つことに疲れてしまったのかもしれない。

午後、アメリカ在住のとあるムスリムの方と英語でチャットをする。彼女が「あなたはビューティフルな人だ」と言って下さった。いつも書いていることだが私自身は性欲だって持ち合わせているし、そんなにクリーンな人間ではない。だが、そういうナスティな要素をむき出しにして生きるのもみっともないと思っている。それが私の流儀だ。彼女と文学について話をする。私が愛読した小説としてポール・オースター『ムーン・パレス』を薦めた。彼女はディーリア・オーウェンズという作家の『ザリガニの鳴くところ』という本を薦めて下さった。調べると邦訳もあり評価も高い。さっそく読んでみようと思った。

彼女に教わったのだけれど、ポール・オースターの息子ダニエル・オースターがヘロインの過剰摂取で亡くなったそうだ。まだ若いのに……それで私も依存症で苦しむ人間として、このことを機に何か書けないだろうかと思った。私は結局フィクションを作れないので自分自身が生きてきた過去をベースに、自己の恥多き人生を告白する形で書ければ、と……そうして書いてみた。「今」自分がしなければならないことが見えてきたように思った。時間は待ってくれない。未熟でも不勉強であっても、私は結局書き続ける。それが私という人間なのだろう。彼女に薦めるべくオーシャン・ヴオンやイーユン・リーの小説などを読んでみようかと思う。