単純な生活

Life goes on brah!

20260920

昨日の夜は日記を書き終えた後、なんとか無理矢理読み終えた(ことにした)ジョージ・オーウェル『1984』の原書の次の本をなににするか考えた。本はそれなりに買い込んではいるものの英語で読める原書はそんなに持っていないので、気まぐれに衝動買いしてしまったモリッシーの自伝など読もうかとか考えてみた挙げ句の果てに以前に読んで頓挫していたジェイ・マキナニー『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』の原書に挑んでみることにした。それで開いてみるとたしかに英語は端正で読みやすく感じられる(ただ、これにかんしてはさっきまでオーウェルを読んでいたことが影響しているのかもしれない)。これからしばらくこの本とお付き合いさせてもらおうと思った。

昨日は寝る前にふとした思いつきで、「クロスワードパズルを英語で解いてみたら語彙を鍛えられるかもしれない」と考えてそれであるゲームをインストールしてみた。ただ結論から言えばそれは「ナメていた」ということがわかって、初歩的なクロスワードパズルを解こうと思ってもなかなか言葉が思いつかない。オンライン辞書をたよりにあれこれ解こうとして、けっきょく匙を投げて終わってしまった。こうした恥ずかしい体験をしながら英語を鍛えようとしているのであった……その後はフリーセルを少しばかり楽しんで、それで昨日は終わった(熱中し過ぎて消灯時間の11時をまわってしまった!)。

今朝、7時頃目が覚める。まずはシャワールームに行ってそこでいつも通り熱めのお湯を出し、そして昨日の汗を洗い流すべくシャワーを浴びる。それから昨日着ていた服と下着を洗濯機で洗濯し、その後7時50分までの間を絵を描いて過ごす(今日は「agony」、つまり「苦痛」「激痛」をあらわす言葉を絵にしてみた)。7時50分になり英会話のZOOMミーティングにログインして、ブレイクアウトルームに割り振られた方々とあいさつを交わしそれからぼくの絵の話(さっき描いたばかりの「agony」の絵だ)で盛り上がる。それから、どうしてそんな絵を描きはじめたのか訊かれたのでさいきん読んだ西山数紀さんの著書の話をする。

毎週日曜日はとくに事前に話題を設けないフリーカンバセーションの日なのだけれど、今日はそこから「どのようにして語彙を鍛えるか」という話題で盛り上がった。ある方は電子機器のポメラというものを愛用しておられるとか、ほかの方は紙のノートにじっさいに英単語を書きつけているとか紹介される。ぼくは絵はまったくもってアナログで書くし、単語をおぼえる際もスマートフォンはそう頻繁には使わない。その意味では昔ながらの紙派の人間と言っていいのかもしれない。いろいろなやり方があるものだなあ、と思った。ぼくのやり方はまだ3日目なので定着しているとは言いがたいのだけれど……。

それが終わると8時半になっていて、まずは朝食を摂ってそれから着替えて部屋を出る。その後まずはグループホーム本家に向かったのだけれどあいにく管理者・副管理者の方々が不在だったので出直すことにし、イオンに行って無糖のアイスコーヒーを買い求める。それを飲んでその後今日10時からはじまる発達障害関係の自助グループ「コネクト∞」のミーティングのための準備を少しする。そして、10時頃に会場の古民家カフェに行く。そこでまずは自己紹介と近況報告をして、それからある方の認知行動療法についての紹介がはじまる。

それから時間をもらったので、ぼく自身の話を少しする。英語を本格的に学ぼうと思ったきっかけや、どのようにして英語を学んできたかについてなどを手短に話した。この田舎町ではなかなか英会話教室に行くにも車なしでは不便で、それで腐っていたところ国際交流協会の主催される英会話教室を知ったという話などをしたりして……そこまでで話が終わってしまったので、あとアドリブ的に認知行動療法とからめて「ぼくが毎日英語メモを書いているのは、自分の行動や思考を見直すという意味で認知行動療法と相性がいいのかもしれません」と話す。

認知行動療法は、ぼくの理解では自分が抱いた感情についてその感情を吟味し、そこからどう行動に移すか見直すということなんだろうと思っている。ぼくはセラピーを学んだことはまったくないが、ただこの英語メモを書きはじめてから自分がいったいなにを考えていてどうしたいのか、それが言語化されてすっきりしていく感覚を味わっているのはわかった。もちろん素人が無手勝流にやっていることなので効き目はそう威張れたものではないだろうが、それでもこの英語メモはぼくの英語力のみならず精神も鍛えてくれたのかなあ、と思った。それがわかったのは収穫だったと思う。

その後、ある方の絵手紙を見せてもらったり食事をしたり、それが終わると「人生よかったカルタ」というもので楽しんだりして時間を過ごした。とくに「人生よかったカルタ」はじっさいに手を動かして遊んだので、正直発表の余波で疲れていたぼくも頭がシャキッとしたようなそんな楽しい時間を過ごせたと思った。それからはある方の主導で頭をマッサージしたりしてリフレッシュ。それは楽しかったのだけれど、リラックスし過ぎたのか会が終わってからなんだか眠くなってしまい(朝にコーヒーを飲んでいたのに!)、しばし昼寝をしてしまった。

それで時間が空いてしまったのでなにか有意義に時間を過ごそうかと考えたものの、いざなにかやろうとすると手がつかない。とりあえず読みかけていたジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』を読んだあと、これも図書館で借りていたブレット・イーストン・エリス『帝国のベッドルーム』を読んでみた(いったいどうするか迷った挙句、なぜかミニマル・テクノを流しつつ読んだ)。エリスの作品はぼくは不勉強にして『アメリカン・サイコ』しか読んだことがなかったのだけれど、この『帝国のベッドルーム』もおもしろい。透明感(無機的とも言えるだろう)と、ぜんたいに瀰漫している悪意に惹かれてしまった。

それでこの時間になった。これからどうするか……まだ眠るには早いので、昨日読みはじめたジェイ・マキナニー『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』を読もうか、それとも昨日やりかけたフリーセルを楽しむか考えている。なんだか「ゆるい」「チルい」日になってしまった気もするが、シルバーウィークのいそがしさはむしろこれから。嵐の前の静けさを楽しむと思えばいいのかもしれない。