単純な生活

Life goes on brah!

20251211

今週月曜日に、過剰に働きすぎて脳疲労を起こす頭を落ち着かせる頓服をもらった。ここ何日かその薬を試してみているのだけれど、さすがに効くか効かないかという次元でいうとよく効いている実感がある。ただ、わがままを言ってしまうとバチが当たるというものだがこんどはその薬の効きすぎが気になる。実を言うとここさいきん軽い(いつもの起床時間である7時を超えてもまだ小一時間眠っているという程度の)寝坊が続いていたのだけど、今日も実は寝坊をしてしまいあわててシャワーを浴びて洗濯機を回し、そして7時50分からの英会話のZOOMミーティングに参加する。

今日のお題は「日本、英語能力の世界ランキングで過去最低順位に」というニュース(DMM英会話のサイトより)で、こんかいブレイクアウトルームで顔を合わせた方々とこの話題で盛り上がる。ほかの方々が海外の国々の英語レベルはどうなのかといった話を実体験を織り交ぜて語られ、ぼくも「AI翻訳で即座に母語が英語になってしまう(逆もありうる)時代だからこそ、英語を学ぼうとする動機づけが乏しくなっているのではないか」といった説を語った。この話題、掘り下げてみると日本人気質・国民性といったものも見えてきて面白そうだ。

かくいうぼく自身は過去に村上春樹の小説やあるいは柴田元幸の翻訳(彼の訳業を通じてぼくはポール・オースタースティーヴン・ミルハウザーなどを知った)にあこがれたのと、あとは佐野元春を愛聴していたこともあって彼がビートニクの詩人たちに影響されたことに感化されて「アメリカ文学を勉強したい」と思ったことから自分なりに英語を学び始め、そして大学で英文学を専修するところまで至ったのだった。その後、人生のどん底に堕ちる経験をして40の歳に「また英語をやり直そう(せっかく勉強したんだし)」とふんどしを締め直す決意をしていまに至る。

この国で英語を勉強する必然というのはなかなか「ない」のではないか。いや、もちろん英語ができれば高収入・高ステータスに至る近道が見い出せることは確かかもしれないが、そこまで欲張らなければ「英語ができなくて恥をかいた」という場面に至ることはそうないのが実情と思う。ぼくの場合も英語を勉強し始める際に、「そうは言っても、誰に教わったらいいんだ(オンラインで見つけないといけないのか)?」「どうやって定期的にある程度の英語を話す機会を作ったらいいんだ?」というのが悩みのタネだった。

それで、40の歳にともかくも市の国際交流協会に入会させてもらって会員となり、そこから英会話教室や英語を使った国際交流イベントに参加させてもらえるようになった。あとは先に書いた英会話のZOOMミーティングにも顔を出させてもらうようになり、英語を話す機会をつかむことができるようにもなったのだった。DiscordやMeWe、WhatsAppやLINEなどでも英会話のグループに参加してみたりして英語を磨いている。そうしたことが実を結んでいる……とはいまの段階で書くにはまだ早すぎるが(まだそこまでぼくの実力が高いかどうか)、なにはともあれそうした機会を作ってくださっている方々にはほんとうに頭が下がる。

10時より仕事に入る。そして、1時より昼休憩の時間をもらい午前中の仕事のあいまに考えていたことを英語でメモパッドに書きつけていく。ただ、昨日やはり慣れない(緊張する)イベントに参加したことで脳が知らず知らず疲れていたのか、今日はなにもいいアイデアが浮かんでこなかった。昨日、台湾の高校生たちと地元の高校生たちとの交流(ふれあい)を見させてもらったことについて考えて「ワイが高校生だった頃はどうだったかなあ」「同調圧力がハンパなかったから、英語を話そうとする人は目立ちたがり屋あつかいだったかな」という考えに至ったりした程度だ。ああ、時代は変わる。

仕事が終わり、そしてなんとなくベッドサイドにあった本で図書館から借りた1冊であるJ・M・クッツェーポール・オースターの往復書簡集『ヒア・アンド・ナウ』を読みふける。J・M・クッツェーの本は不勉強にしていまだきちんと読めていないのだけど、この2人がざっくばらんに・ゆるやかに「スポーツ観戦の罪深き愉しみ」や「外国語としての英語」などのトピックについて語らっているのを読むと背筋が伸びる気がする。とくに後者についてはぼくが関心を持って考え続けているテーマでもあるだけに、2人の往復書簡では語り尽くされていないことがらについても考えをめぐらせたくなる。いや、ぼくの手にあまる話ではあるにせよ。

夜7時30分、友だちとZOOMミーティングを楽しむ。こんかいのテーマはさまざまな国々・地域の空港について。昨日の高校での交流会の話や、お互い空港を使ったり新幹線を使ったりして修学旅行やスキーを楽しんだりした思い出話に花が咲き、楽しいひと時となった。その後、毎週日曜と木曜の夜におこなわれている別種の英会話のZOOMミーティングに参加する。そこで初顔合わせの方々とまた英語でやり取り。いや、充分に疲れていたのだけれど(だからうまく喋れなかったかもしれない)それでも楽しい時間だった。昨日感じた悔しさというか不甲斐なさをバネにして、また学び直したいなと思っている。