単純な生活

Life goes on brah!

2025/03/07 BGM: Massive Attack - Protection

今朝、熱を測ってみると36.5℃で下がってはいたがもちろん油断するつもりもなく、予定していたとおりに市内の総合病院に向かう。直前にグループホームの管理者の方からLINEでメッセージをいただき、それにもとづいて行動できたので忘れがちなお薬手帳や保険証も無事持って行くことができた。病院にてまず、コロナあるいはインフルエンザに罹患していないかを確かめる検査をおこなう(ところで、日本でコロナの恐怖を鑑みて当然おこなわれているこうした検査について、あるヨーロッパの友だちに教えたところ「日本ではまだそうなの?」と驚かれた。もちろんこれは単純にどっちがいいと斬って捨てられる問題ではないだろうが、そういうものなのかとぼくも驚いてしまったこともまたたしかだ)。検査結果ではどちらも陰性ということで、なにはともあれホッとひと安心。その後、副管理者の方と病院で落ち合うことができ内科の医師の診察を受け、いったいなにが原因なのか医師の所見を聞かせてもらった(副管理者の方も診察室に同行されたのだ。もちろん、ぼくがメインで症状を説明したのだがぼくのコミュニケーション能力ではおぼつかないところを助けていただいた)。

医師によれば、たしかにコロナなどではないにせよなんらかのウィルスが悪さをしているのはたしかなので基本的には潜在的な免疫力で治していくべきたぐいの病であるらしい。薬にはあまり頼りすぎないほうがいい、ともおっしゃった。すでに2日前に別のクリニックでもらった薬がまだ余っていたこともあり、その薬にくわえて別の薬を出すのは面倒なことになるのでそれ以上は要らない、ともおっしゃった。様子をもう2日ほど見て、それでも具合の悪さが続くようなら考えましょう、とのことでそんなこんなですったもんだあった実に長い長い午前が終わった。

そして、そんななんだか実に長い長い午前中、いつもやっているような感じで英語のメモをメモパッドを広げて書く余裕もなかったのでいったいどんなことを考えたんだかまるっきり思い出せないのだけれど(本を読む余裕もなく、スマートフォンを猿みたいにいじるしかなかった)、それでもいま鮮明に思い出せるのはこの問題を解決するに当たってグループホームの管理者・副管理者の方々が奮闘されたという事実だった。お世辞ではなくほんとうに、たとえば昨日は副管理者の方はお休みで管理者の方に熱を測ってもらったりいろいろサポートしてもらったりしたのだけど、その後連携を取って今日お会いした副管理者の方にぼくの状態を管理者の方が伝えられたはずで、だから医師との面会の際もその副管理者の方が仔細にぼくの状態を代弁してくださっていたのが印象的だった。「それが彼らの仕事だ(だから当たり前だ)」という冷笑的な見方もできるかもしれない。でも、なんだかんだで病院を去って自室に戻ってからもそのことについて考えさせられてしまった。もちろん、いくら感謝しても足りない。

いつからこのグループホームに住まわせてもらって、そしてお世話になりはじめたのか実はよく覚えていない。たぶん5年は経つだろうか。管理者や副管理者、そしていつだって美味しい料理を作ってくださる世話人さんといった方々がぼく(および他の利用者さんたち)の暮らしをバックステージから支えてくださっていることはたしかだ。彼らは表立ってあれこれ命令することは基本的にはない。最初、このグループホームで暮らしはじめたころはどこまでスタッフを信頼したらいいのかわからず苦労したものの、だんだん現実の家族さながらいろんな現在進行形の問題についてともに手に手を取り合って向き合い、じっくりあせらず解決していく「絆」とでも呼ぶべきものが形成されてきたのではないかと思う。そうしたグループホームの方々の仕事から、福祉の底力とでも呼ぶべきものが見えてくるような気がする。とてもありがたい。ぼくの場合はどうか。自分の仕事にプロ意識を持ったり、努力をしたりしていると言えるかな……とか考えさせられてしまった。いや、もちろん考えを煮詰めすぎてまた熱を出してしまっては目も当てられないので寝るべき時にはしっかり寝た。

午後になり、自助グループつながりの友だちをはじめさまざまな友だちがLINEやDiscord、WhatsAppでメッセージをくれた。自分は独りではないんだなあ……といったことを感じさせられ、あらためてありがたく思う。ベッドに寝そべり、午後の「じぶん時間」はひたすら眠りこけたりあとはベンジャミン・クリッツァー『モヤモヤする正義』を読むともなしに読んでみたりして過ごす。そんなこんなで1日が終わった。

(それはそうと、手なぐさみでこんなものを風邪以前から書いていました。こんかいのこともあり、いざとなる前にお見せしてしまうことにしました)
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