跳舞猫日録

Life goes on brah!

2024/12/23 BGM: Fatboy Slim - Because We Can

今日はなんだかんだで大忙しの1日だった。今朝、いつもどおりZoomの英会話のミーティングに参加してそこで英語であれこれなごやかにディスカッションに興じる。今日のテーマはレゴがひまわりをデザインしたラニヤード(日本で俗に言う「ストラップ」のことらしい)をリリースするアナウンスメントについてで、なんでも紹介されたサイトを見てみたらそのラニヤードは「見えない障害」を明かすものらしいと聞く。ここからすぐさまぼくが思い出したのは、日本で広く用いられている「ヘルプマーク」である。なにを隠そう、ぼくも実はそのヘルプマークをカバンにぶら下げている。というのはぼく自身発達障害を抱えており、このヘルプマークを使うことでレジのレジ待ちやバスの優先席なんかで配慮してもらうことができるからだ。ぼくたちはその「ヘルプマーク」について、そこから派生してぼくが利用しているジョブコーチのシステムについて話し合う(ぼくもいちおうは職場で障害のことをオープンにして働いている「障害者」なので、彼らのサポートというかコンビネーションが実にありがたいと語った)。そして多様性に満ちた社会とそこからさいきんの事例として見られる男性のプリキュアの登場や映画『バービー』など、を語った。

今日は遅番だったのだけど、午前中は毎月定期的に行っている総合病院の精神科の受診が控えていたのでZoomミーティングが終わると早々にグループホームを出て病院に向かった。そして受付を済ませる。だが、待ち時間にLINEでグループホームの管理者の方とやり取りしたりしていて、ふと指先のことが気になる。右手の中指の先がここ1週間か2週間前から腫れてきていて熱を帯びて、押さえると痛くて困っていたのだった。予定では水曜日にグループホームの提携先のクリニックで診てもらおうかと思っていたのだけど、こうなってくるとそれどころではない。今日、病院に余裕があれば科をハシゴするかたちで診てもらえないかと思い相談する。精神科の医師との面談が終わったあと、そこから外科に回してもらった。でも、外科の先生はぼくの指を見て即座にこれは皮膚科の案件だとおっしゃったのでそこからさらに皮膚科に行く。そこで診てもらい、膿も出てしまったので絆創膏を撒きつつ抗生物質入り軟膏を処方してもらった。

仕事は2時から始まり9時に終わった(1時間休憩を挟むかたちとなる)。仕事前の時間、お弁当を食べてふとミクシィ2を見ていたらあるメンバーの方がぼくに対して、「愛とは虚妄だと思いますか」といったことを質問された。実を言うと、この日記でも書いてきたように過去ぼくは愛を虚構の産物、たんなる妄想の次元のバカげた戯れと一蹴しようとやっきになっていたことはある(だが、そんなバカげた戯れ――西部邁的に言えば「生まじめな戯れ」?――が人類の愚かしくも愛らしい本質を示すとかなんとか、実にエラそうに構えていたこともあった。思いつくままに挙げればエミール・ゾラ『ナナ』やフローベールボヴァリー夫人』、谷崎潤一郎痴人の愛』やナボコフ『ロリータ』的な)。でも、その後あれこれあっていまは愛には人をそれこそ文字どおり「再生」「生まれ変わらせる」ポテンシャルというか可能性さえ秘めているとも思うようになった。これを書いているぼくでさえ、40の歳の恋心から告ったことがきっかけとなって多少は「脱皮」さえ出来たかなあ、と自負する。

今日は3時から職場にてジョブコーチと面談の席が設定されていた。その方とお会いし、ぼくの近況や仕事についてあれこれ話す。これでいったいこのジョブコーチと仕事をするのは何度目だろうか。3度目かな? だんだんこの新しいジョブコーチの方の性格というか人となりがつかめてきて、大げさに言えば彼女の仕事術も見えてきたようにも思う。暖かく、おだやかな態度にうながされてたくさんのことを話してしまう。この「ハッピーホリデーズ」(クリスマスと年末年始)のシーズンについて、グループホームの暮らしについて、などなど。楽しいひと時だった。その後もつつがなく仕事をこなすことができた。あらためて感謝したい。