跳舞猫日録

Life goes on brah!

2024/08/30 BGM: Blur - Chemical World

今朝、ついに英会話関係のZoomミーティングに出ることをギブアップした(サボったとも言える)。イライラしながら振り返るに、今月の22日水曜日の口腔外科の診察が始まりでそれから9日が経つ。ここにも書いてきたが、最初は熱中症を疑った。でも、起きたのは空調が効いているぼくの会社の社内であってそんなことは(ありえないわけではないにせよ)実に考えにくい。その後、ストレスなんだろうかとも心配した。夏バテやコロナの可能性も考えた。だが、いまなお熱はなく血圧も脈拍も正常値。のどに痛みもないのだった。まさに万策尽きたというやつだ。

今日はグループホームを出て、いつもどおりイオンに行く(朝活はこういう時もするのである)。まず未来屋書店に行って、お目当ての新刊書である安部公房『死に急ぐ鯨たち・もぐら日記』があったので買う。そしてふと目にすると、前に行ったジュンク堂書店で買うかどうか迷って買わなかったこまきときこ『つれづれ語学日記』を見かける。理由はわからないが、たぶんそうした目まいでイライラしていたからか財布の中身もろくすっぽ確かめずに両方買い求めてしまった。持っていたポケットマネーでなんとかなったとはいえ、ごめんなさい!

仕事に入ったが、目まいはまだ心を蝕んでいたのでなかなか思うとおりに仕事ができない。上に書いたような可能性をことごとくつぶしてしまったあとはこんな可能性しか思いつかない……というのは、台風が来ているからではないかというものだ。ならば、台風が去ったら必然的に目まいも消えるはず。だったらどんなにありがたいか。この「スランプ」が去ることを祈りたい(友だちも祈ってくれている)。グループホームの方々がLINEで、耳鼻咽喉科で診てもらったほうがいいと薦めてくださったのでそうすることにした。

仕事を終え、なんとかほうほうの体でグループホームに戻る(そんなにひどく雨は降っていなかった)。部屋で一段落した後に、買い求めた安部公房の文庫本をちょっとばかり読む。さすがにいまのぼくの目から見れば古びていたり頑迷なところも見られなくもないけれど(たとえば安部公房は、もしかしたら挑発的になのか「発展途上国に見るべき文学はない」とまで語る)、でも皮肉抜きで安部公房の眼力をあなどってはいけないとも唸る。ここまで「いま」を見通して書き抜く作家はなかなかいないのではないか、と。これから(反論も抱きつつ)もっと読み進めたいと思う。