跳舞猫日録

Life goes on brah!

2024/08/23 BGM: Enya - Orinoco Flow

この日記を読んでおられる皆さんはもう察しがついておられるかもしれないけれど、発達障害という特性を抱えているぼくはそのせいもあってかときどき自分の中にある「思い込み」「バイアス」という迷路から抜けるのにひどく苦労する(平たく言えば、いったんこう信じ込むとなかなかそれから抜けられないということである)。ふだんはぼくのムード(感情)というのはコロコロ変わりやすい(それこそあっち行ったりこっち行ったり大忙しである。この日記のバックナンバーの中身がそれを証明しているはずだ)。でもいったんなにかに「ハマる」と、それをそれこそ骨の髄まで深堀りしてしまいたくなるのである。そうして村上春樹にハマったり渋谷系にハマったりしたのだった。

今朝Facebookにおいて、友だちが楽しんでいた雑談に参加させてもらう。英語学習に関する話だった(昨日ぼくが参加させてもらったミーティングのことも話題になっていた)。そこである英語の達人の方が面白い話を教えてくださった。有名な話かもしれないが、日本人の英語の発音にはある種特性がある。わかりやすいところで言えば「L」と「R」が区別がむずかしいということで、「ライス」が "lice" と "rice" どっちも表しうるということもある。今回その方は、「クローズ」という言葉について「クロース」と発音するのが望ましい(が、慣例からいまだに「クローズアップ現代」といった言い回しが残っている)と教えて下さった。こういう話を聞くと実にスリリングに感じる。

「旅の恥は掻き捨て」「聞くは一時の恥」の精神で、その方に質問した。リゲインのCMソングとして使われおなじみとなった、坂本龍一の名曲「energy flow」。これがなぜ「energy flows」にならないのかわからなかったので、なにか深遠な意味があるのかと思ってしまったのだった。こんなこと誰も深堀りした形跡もないようなので、だからとても恥ずかしいことだった(文字どおりドキドキした)。でも、その方はあたたかく答えてくださった。この場合、その "flow" は名詞でありぼくが解釈したような動詞(「三人称単数」で活用されうる)ではないということだった。そういえばエンヤに「オリノコ・フロウ」って曲があったな……ああ、幽霊の正体見たり枯れ尾花(古い)。頑固な自分の偏見に我ながらあきれる。でも、勇気を出して良かったとも思ったのだった。

午後、仕事をしていて職場で突如めまいを感じる。すぐさまそばにいた同僚の方に話し、ちょうど休憩時間間近だったこともあって水分補給などのためにいったん休ませてもらう。長年仕事をしてきたがこんなことはめったにないことで、だから完全にパニクりながらも思いつくことはやった(水分補給に加え首周りを冷やし、横になって身体を休めるなど)。グループホームの管理者の方が飛んできてくださって、その日はもう仕事はおろかバイクを走らせることもままならないので連れて帰ってくださった。熱中症? 空調が効いたところでもそんなことになるのだろうか……なんにせよ健康第一。読者のみなさんもお気をつけて。