跳舞猫日録

Life goes on brah!

2022/11/09

最近、また阿久津隆『読書の日記』を読み返している。そんな気分なのかもしれない。読んだことのない本を読まないといけないと思ってもいるのだけれど(実はまだ『グレート・ギャツビー』を読んだことがないので、きちんと読みたく思っている)、どうしても保守的になり今まで読んで面白かった本を選んでしまっているようだ。そういう時期なのかもしれない。今朝はZOOMでとある方にお金のことで相談し、グループホームのスタッフともお金のことを話した。私もここから本腰を入れてパソコンの買い換えなどを考え、お金を貯めようと誓った。

その後、両親と3人で私の住んでいるマンションの近くにある伊沢の里に行く。そこでランチを食べた。先月私が市のふれあい祭りでやったボランティアの通訳の仕事について両親に改めて話す。驚いていたようだった。私は早稲田まで出させてもらっていながらずいぶん人生において低空飛行を続け、今の仕事に矜持を持ち前向きに生きていけるようになるまで時間がかかった。そんな不肖の息子ではあるが、それでも一人前に近づけた気がする。両親に心を閉ざしひとりで酒に溺れた日々のことを思う。あの頃から比べれば今は実に意義深い日々を生きているように思う。

午後、昼寝をしたあとネットフリックスのドキュメンタリー『知られざるマリリン・モンロー』を観る。マリリン・モンローが実は聡明な女性であることくらいは知っていたのだけれど、改めて観るとそんな女性として男性社会を生き抜くことがとても辛かっただろうなと思う。マリリンのことを好きになった。ネットフリックスでは彼女を描いた話題作『ブロンド』を観られるようだ。さっそくチェックしようと思う。少しずつ映画に興味を持てるようになってきたこと、自分でも嬉しく思う。どんなにボロクソに言われても、自分は映画を観て考えを深めることは止められそうにない。

夜、断酒会に行く。そこで伊沢の里のことを話す。近所のイオンでクリスマスの気配を感じたことも……他の方からも両親と3人でご飯を食べたことを喜んでもらえた。クリスマスと言えば、私はずっと独身を貫いてきたのでロンリークリスマスが続き、世間の華やかさに背を向けて酒に溺れたことを思い出す。生まれてきたことが間違いだった、と頑なに信じたことを。今もロンリークリスマスには変わりがないのだけれど、今年もジャズを聴くかウディ・アレンの映画でも観てクリスマスを祝うか、そんな前向きなアイデアが湧いてきている。これが「時代は変わる」ってやつか。違うかな?