跳舞猫日録

Life goes on brah!

2022/09/30

ワクチン接種後2日目。昨日しこたま睡眠時間を設けて眠ったことが効いたのか今日は目覚めも快調、で体温も平常運転の一日となった。村上春樹の短編集を読み耽る。私自身、ロクに小説を読み込んだわけでもないのに村上春樹的なものを「これなら自分でも書ける」と思って書いて悦に入っていたことを思い出す。結局、私は長編小説を書くのは自分の自閉症スペクトラム障害のせいで無理だということを確認して終わったのだった。それに村上春樹的なものなら私が書かなくても充分に有り余っているわけで、そう考えると小説を書くモチベーションもなくなってしまった。私が書けるのはこうした日記だけ、なのかもしれない。まあ、世の中そんなものなのだろう。

今朝はイオンではなく歩歩という引きこもり関連の施設に行った。そこで私を含めた4人で雑談をした。「もし一億円もらえたら何をしたいか」という話題から「働かずに暮らすことができたらどうするか」に話が移った。参加者の方が「毎日が日曜日みたいな生活はキツいと思う」と話されて、私も同じことを考えた。多分そんなお金が入ってきたら、私は今の友だちと会社を作るなりして働くことを選ぶかもしれない。でもこれはワーカホリックとか真面目とかそういうものではなく、「人間とはもともとそういう生き物だから」だとしか言いようがないのだった。他者とのつながりがあってこそ自分自身を保てる、という。

昼寝をした後、clubhouseでみほげさんが開かれたルームに入る。みほげさんは旅行から戻ってこられた直後で、旅の思い出を残すにはどうしたらいいかがトークテーマだった。私は「マグカップみたいな日用品を買って日々の生活で使うだろう」と答えた。私は修学旅行の際田代まさしが原宿で営んでいたタレントショップで買ったマグカップを持っていて、それを使っている。後に私自身がアルコール依存症とわかってから、同じ依存症と戦う田代氏を応援したいという気持ちになったのだった。それは今でも変わらない。田代氏が(以前のような華々しいものではなくとも)復活することを願っている。

Discordの村上春樹を語るサーバで「どうして日本で『ノルウェイの森』があんなに売れたんだ」という話になった。私もよくわからない。村上春樹の作品の中でもとりわけ「面白い」ものでもないと思うし(もちろんつまらないものでもないが)……それでLINEで他の人の意見を聞いてみたら、やはり「純愛小説」を謳ってクリスマスカラーのデザイン(大胆な赤と緑)で売られたことが原因ではないか、という話になった。マーケティング戦略の勝利、ということになる。確かにそうしたデザインが「映えた」ことは想像に難くない。あとはタイミングの問題もあったのかもしれない。私は社会学者ではないので厳密な議論はできないのだが。