跳舞猫日録

Life goes on brah!

2022/07/21

今日は早番だった。昼休み、知人が私にFacebookを経由してナイチンゲールの名言集をシェアして下さった。その言葉を読み私自身励まされるものを感じた。自分自身が自分の人生の責任者として生きる、という強い意志を感じたのだ。もう少し若かった頃ならこうした言葉を嫌っていたかもしれない。私は本当に惨めな境遇を生きていて、私自身ではそんな境遇をどうにも変えられないと信じ込んで、そして酒に溺れたからだ。だが、シラフの今ならわかる。人生は私自身の手で変えられる。というより、私自身が私自身の態度を変えることはできる。

そして、そうした名言集をシェアして下さった親切心にありがたさを感じた。私はひとりではない、と改めて思ったのだった。ああ、初めてその方とお会いした時、その方はファーストペンギンの話をして下さった。どんな集団でも最初に先陣を切って状況を変えようとする少数の存在が存在する。幸か不幸か私は発達障害者として生まれた。そんな私が、今は私の職場を変えるべく動き始めている。私は自分自身の中にそんな可能性が眠っているとは思ってもみなかった。このまま孤独に野垂れ死んでいくとさえ思っていた私だったが、状況はずいぶん変わったものだ。

とはいうものの、私自身そんなに真面目一辺倒で生きているわけではない。というより、書いている時「だけ」真面目になると言った方がいいくらいであって、普段はエッチなことやたわけたことばかり考えているのだった(ゴルフボールの表面が凸凹しているのは若い頃ニキビをつぶしすぎたせいだろうか、というように)。あるいは復刊されたアンドレイ・タルコフスキーの書物『映像のポエジア』に触発されてまたタルコフスキーを見直そうかなと思ったり。もっと言えば、この世で私ほどスットコドッコイな人間は存在しないと思っているくらいである。アホで結構だ。あずまきよひこの漫画に出てくるような人間でありたい。

夜、オンラインミーティングに参加する。今回の話題は詐欺について。アマゾンを騙ったサイトに個人情報を登録してしまったという体験談からアマゾンとリアル書店の関係について、そしてFacebookでの見知らぬ人からの友達申請やパスワード管理の難しさについて話は及ぶ。話がとっ散らかると思ったのでそこで言えなかったのだけれど、私はワクチン接種をめぐる情報の錯綜や引いてはコロナをめぐるドタバタもこうした「騙される」という見地から見られると思った。今は感染者が増えているが、大事なのは重症者や死亡者の数をチェックすることだ、と職場で私が密かに尊敬している方に言われたことを思い出す。こうしたリテラシーを鍛えることを怠ってはならないだろう。