Back To Life

Back To Reality

2021/12/06

BGM: 10cc "I'm Not In Love"

アントニオ・R・ダマシオ『デカルトの誤り』という本を読んでいる。この本には、脳の負傷が原因となって人間性が変わってしまった人たちの逸話が出てくる。もし私たちから情動がなくなってしまい、感情が真っ平らになってしまったらどうなるか……そんなことを考えさせる。私は、若気の至りと言えばそれまでなのだけれど、自分の感情が邪魔だと思っていた。人一倍感じやすく、脆い自分の感情がもっと鈍くなれば、と思って……努めてクールに、冷酷に、機械のようになろうと努力していた頃のことを思い出す。「思考機械」になろうと思っていたのだった……。

今朝、clubhouseでジュディスさんのルームに参加する。そこでいつものように日記を朗読させてもらった。だが、その内容は朝の爽やかなトーク向きのものではないと判断したので、恥ずかしくなった。ジュディスはそれでもいいと言ってくれた。なんでもシェアしてくれればいい、友だちなんだから……その言葉で、また少し泣いてしまった。「孤独は人を深める」という言葉に倣ってずっとひとりで本を読んでいた青春を思い出した。私も、やはりこうして「友だち」が欲しかったんだ……そんなことを思う。今は友だちが居る。この日記をまめに読んでくれる人がDiscordにも居て、MeWeにもFacebookにも居て、他にも色んな所に居る……。

ダマシオの本の読書の合間に、マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』という本を齧ってみる。この本では、私たちが想像するものがこの世にも存在しうるという可能性が綴られている。例えば私がピンク色の象を想像したら、そのピンク色の象が存在しうる(むろん、私のイマジネーションの中でだけではあるが)。あらゆるものが存在しうる。だが、そこには「世界」だけがない。私たちが常識として思っている「世界」という存在を超えた、もっと豊穣なものが存在しうる……なかなかスリリングな本だと思った。

3時に人と会い、ジョブコーチを利用するべくどう動くか相談する。正直、なんでこんなことを試みるのだろうか、とも思う。ただ唯々諾々と言われたことに従って、職場で自分を殺して淡々と仕事をすればいい。そして、嫌ならもう辞めて東京にでもどこにでも行けばいい……ただ、私は産まれてきたいと頼んだ覚えなんかないのに産まれてきた。しかも発達障害者としてである。なら、その出自に相応しく自分に向いたように環境を変えてみたい、もっと生きやすくなるように、と思うのだ。私だけではなく、「みんな」が生きやすくなるように。そう信じているのだが、それは夢物語だろうか?