跳舞猫日録

Life goes on brah!

2021/10/06

今日は午前中、散髪をしてもらった。午後に食事を採った後昼寝をして、clubhouseで話をする。「言語の壁」について。言葉を学ぶ上で壁にぶち当たった経験について話し合うというのが骨子だった。私自身は、話をする時にいつも「壁」を体験する。聞き取れない、話せない、どうしよう……それでも会話の数をこなしたら慣れてきて聞き取れるようになる(むろんこれは錯覚かもしれないが)。あるいは自然と身体が言葉を発するようになる。そのようにして身体を慣らしていくことが言語の壁を破るヒントなのではないかと思っている。

図書館に行き、竹内康浩・朴舜起『謎ときサリンジャー――「自殺」したのは誰なのか』という本を借りる。読み始めたのだけれど、これがすこぶる面白い。短編「バナナフィッシュにうってつけの日」の最後で衝撃的な死を遂げるシーモア・グラスが、実は自殺ではなかったかもしれないという可能性について考察した本。その考察はサリンジャー作品だけではなく俳句の神秘や時間論にまで至り、非常に深い。読んでいてスリリングに感じたので私も『ナイン・ストーリーズ』を読み返したくさせられた。今年の収穫に入りうる1冊だと思う。

断酒会に出席した。緊急事態宣言が明けて、久しぶりにリアルで集う。そこでいつものように私の体験談を話した。英語を話す時に身体で話しているということ、仕事をする時も不安に押し潰されそうになりながらも身体で働いているということ。会長から「まあ、マイペースで頑張りましょう」と言われて「マイペース」という言葉が面白く感じられた。最近片岡義男の本を読んでいるせいかこうした日本語の中の英語に興味を抱くようになった。英語を貪欲に取り込んで日本語はどんどん発展していく。それが面白い。

インドネシアの友だちと、英語で書いている日記について「コラボ」の話をした。一体どんな話になるのかわからないけれど、私の英語でいいのだったら有難い。ただ、毎日英語で書き続けているけれど、私はさっぱり上達したという気がしない。やはり食べるために一生懸命書いている人と比べると「必死さ」の度合いが異なるのかもしれない。まあ、私は「マイペース」で書き続けるだけだ。それが他の人に届けば嬉しいと思う。毎日、ただただ虚心に英語を勉強する。それが思わぬ飛躍を遂げれば嬉しいなと思うのだった。